6:双子 ページ8
葵ゆ:｢おっ、目が覚めた？」
葵ひ:｢うわぁ、目を覚ましても美人だ……｣
うわっ！びっくりした。なに？え？
『葵君が………2人！？』
葵ゆ:｢ごめんごめん。驚いた？こっちは俺の兄貴｣
葵ひ:｢どうもどうもー、葵ひなたでーす｣
『あ、ふ、双子……かな』
葵ゆ:｢そうそう、双子だよ。あっ、それより大丈夫？急に倒れるから心配したんだよ？｣
葵ひ:｢貧血？大丈夫なの？細すぎるんじゃない？ウエストとかほら、肉ないじゃん｣
『わぁぁ！ちょ、お腹つままないでよ……！』
葵ゆ:｢兄貴、失礼でしょ！それセクハラだよセ・ク・ハ・ラ!｣
佐賀美:｢はいはいそこまでー。お前らどっちも病人に対して失礼だ｣
葵ゆ:｢なんで俺も！？｣
『ふふっ』
葵ひ:｢あっ、笑ったー！良かった元気になって｣
佐賀美:｢どうして"笑う=元気"って発想になるんだよ｣
『いえ、本当に元気です。大分落ち着きました。迷惑かけてしまいすみません』
佐賀美:｢いや、それはいいけどさ……貧血だったの？それとも他に……｣
『な、何も………ない…………です』
葵ゆ:｢うわぁ、嘘つくの下手だねー！｣
『う、嘘じゃ……ない！』
葵ひ:｢いやいや、めっちゃうろたえてるよ……嘘つくの下手だね｣
佐賀美:｢ゆうた、ひなた、ちょっと席外してくれるか？｣
葵ゆ/葵ひ:｢はーい！/えー！ヤダー｣
葵ゆ:｢兄貴わがままだな……いいから行かないと、Aに悪いでしょ？｣
葵ひ:｢仕方ないなぁ｣
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
"沈黙"！！！
いや気まずい！先生どうして無言なの！？
『えっ、と………』
佐賀美:｢4年前……アマチュアアイドルによるライブイベントがあった｣
『っ、えっと…………なんの話でしょう』
｢とぼけなくていいぞ？今は俺とお前のふたりだしな。お前、あの時も倒れただろ｣
『見にいらしてたんですね……ていうか、よくそんな昔のこと覚えてますね』
｢仕事柄、舞台の手伝いでいたんだ。」
『なるほど』
｢あの時、控え室から聞こえてきた歌が印象的で、女の子の声だったし、女の子の参加者はお前しかいなかったから、よく覚えてるよ。｣
『・・・』
｢でもステージに立ったお前は倒れちゃったろ？だから、もったいないって思ったんだよな｣
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箱推しになりがち人間(プロフ) - 初コメ失礼します。伏見君は多分生徒会ではないと思います。姫宮君の手伝いをしているだけだったと･･･違ったらすみません。とても面白いです。頑張って下さい。 (2022年4月9日 17時) (
レス) @page15 id: 9c39c484b8 (このIDを非表示/違反報告)
クテシフォンらるるん(プロフ) - Kazu-mochiさん。初めまして、クテシフォンらるるんです。この度は本作をお読み下さり、ありがとうございます。確認したところ、閣下ではなく、殿下でしたので、修正致しました。ご指摘ありがとうございます！これからも、楽しんでいただけるよう、頑張ります。 (2021年2月22日 20時) (レス) id: 35ac981bdf (このIDを非表示/違反報告)
kazu-mochi(プロフ) - 初めまして！素晴らしい作品をありがとうございます！日和くんの小説は読んでいませんでしたが、とても面白かったです！(あと、茨くんが日和くんを呼ぶときは閣下ではなく殿下ですよ。閣下は凪砂くんです！間違ってたらすみません(；´Д｀)これからも応援してます！) (2021年2月18日 16時) (レス) id: 2505b4e935 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クテシフォンらるるん x他1人 | 作成日時：2021年2月11日 7時
