零さん、あなたって人は……② (ページ27)

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ハピネス 1 ページ27

HIMERU side

数日前までCrazyBは社会的に干されたが、何やかんやとユニットとしてアイドルとしてこの業界で生き残ることが出来た

しかし、その話題も風早妹……Aによっていつの間にかなくなった。
なぜなら、tendresse (タンドレス)のAが骨折から復活したからだ。このニュースは大々的に放送され、前よりも人気を出していった

Aには、
『CrazyBサポート係の私になんで相談してくれなかったの？』
と怒られてしまったが、天城も無事戻ってきて、今は比較的平和だ

HIMERUがAにトマトジュースを朔間に届けるよう仕向けたことで2人は仲直りできたらしく、Aがなんどもお礼をしに来ていた

数ヶ月が過ぎた。今、コズプロのアイドルが集まった定例会議が行われようとしている

茨:｢CrazyB………遅刻はしないようにあれほど言ったでしょう！｣

影片:｢あの人らに時間守らせるんは厳しいんとちゃう？｣

天城:｢えー！なかなか酷いこと言ってくれんじゃん？｣

桜河:｢実際、事実やけどな｣

『…………』

漣:｢どうしたんスか？風早先輩。顔色すげー悪いッスよ？｣

『…うん、へーき………』

漣の言葉で、一斉にAへ目が向けられる

確かに顔色が悪かった

影片:｢A姉さんへーきなん？ほんまに顔色良くないで？｣

HIMERU:｢まさか………｣

ガタッ！！！

乱:｢おっと……｣

いきなり倒れたAをEdenのリーダーが抱きとめた

葵ひ:｢乱先輩ナイス！｣

天城:｢コイツ……もしかしてアレなんじゃね？｣

HIMERU:｢ええ。HIMERUもそう思います｣

椎名:｢アレ？アレってなんスか？｣

茨:｢そうですね。9割はアレでしょうね。｣

巴:｢そーだね。凪砂くんナイスだね！もし倒れてお腹をぶつけたら大変だったからね！｣

漣:｢アレ……？お腹…？えっと、ぜんぜん分かんないんスけど……｣

影片:｢うーん。ジュンくんだけやないで？俺も分からへん｣

『………ぅぅ、吐きそう……』

乱:｢うん。大丈夫。ゆっくり医務室に運ぶからね｣

葵ゆ:｢あっ、俺もついていきます！｣

椎名:｢え！？え！？大丈夫なんスか？悪いもんでも食ったんスか！？｣

HIMERU:｢まったく違いますよ。Aは恐らく妊娠してるんでしょう｣

椎名/影片:｢へ？｣漣/桜河:｢は？｣

喜ばしいこと。
でも、結婚前の妊娠。
マスコミの餌食になるに違いないだろう