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希望2 ページ18

2ヶ月後、まだ傷が癒えないながらも学校に行くと、反応は様々だった






羽風:「Aちゃん!ごめんね、俺、君が酷い目にあってるなんて気付かなくて」



『薫さんが謝ることないよ。骨折ですんだわけだし……』



守沢:「俺もだ。ヒーロー失格だ。本当にすまない」



『千秋さんまで……大丈夫だったんだから気にしすぎないでください』



瀬名:「……俺もごめん。見て見ぬふりしてた」



『……仕方ないよ。変に首突っ込んでKnightsの価値が下がっても困るし』



蓮巳:「瀬名、お前だけじゃない。まさかこんなことになるなんて思ってなかったんだ。本当にすまない。A」




天祥院:「今まで見て見ぬふりしていた分、償いにもならないかもだけど、いじめ主犯者は退学処分を下したよ。だから少しは安心して欲しい」







『ふふっ、あははっ』






瀬名:「うわっ、どうしたの?急に笑って……」





『だって、ふふっ、みんな必死に謝るんだもん……なんかおかしくって……それに嬉しくって……私、人に恵まれたなぁ』ニコッ






羽風:「っ///今の顔は反則でしょ……」(ボソッ)


守沢:「か、可愛らしい………」


瀬名:「(いい子すぎでしょ!)///っ」


蓮巳:「まさに女神……だな」(ボソッ)


天祥院:「ふふっ、朔間君が羨ましい限りだね」





『えっ、みんなどうしたの?怖いよ?』キョトン





瀬名:「無自覚だし……チョーうざい」


蓮巳:「タチが悪いな」





『えっ!?なんで私、ディスられてるの?……』





羽風:「ディスってないよ。Aちゃんが可愛いから照れ隠ししてるんだよ」



瀬名:「別に照れ隠しじゃないけど?」



久しぶりに笑った。クラスの人と特別仲良くなかったのに、これを機に仲良くなれた。
そのまま話に花を咲かせていると、




天祥院:「おや、珍しいお客さんだね……」




英智さんの視線の先、教室の扉の前には




『転校生……さん?と、Trickster?』





守沢:「明星!どうした?少し暗い顔をしているな。とにかく入口にいると邪魔になるから入れ」




笑顔でやや強引に…千秋さんに引っ張られて、Tricksterと転校生さんが教室に入ってきた

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作者名:クテシフォンらるるんらるる | 作成日時:2021年5月12日 7時

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