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すれ違い2 ページ12

今日は久しぶりに部活へ向かう途中




最近、零さんがTricksterにつききりということで遠慮して会えてなかったけど、やっぱり寂しいし、いじめのことも相談したくて……



期待に胸をふくらませて部室へ向かう途中、



??:「うわぁ!綺麗な人!目が宝石みたい!キラキラだ!」


??:「こら明星!失礼だろ!」



??:「はははっ、明星くんらしいね」




急に現れた男の子3人。明星という名前に、"あの明星"を思い出す



『あの、何かようですか?』




明星:「あっ、ごめんなさい!俺はTricksterの明星スバル!こっちはホッケーで、こっちがウッキー!よろしくね!」




氷鷹:「それじゃ分からんだろ。俺は氷鷹北斗。こっちが遊木真だ。すまなかった。突然の無礼を詫びよう。」





遊木:「ちょっと2人とも失礼だよ?この人先輩だし!ど、どうも遊木真です。お騒がせしてすみません」





変わった子達………とても華があって、零さんが気に入りそうな子達だった




『そ、そう。私は風早Aです。よろしくね』




明星:「うん!よろしく〜!あっ、女の子って珍しいね!転校生のこと知ってる?」




『転校生?』




明星:「うん!今年転校してきた女の子!今、朔間先輩の所にいるよ!」




氷鷹:「2人きりにして良かったのだろうか?」




明星:「仕方ないよ。朔間先輩がどうしても2人きりにして欲しいって言うんだし」






ズキッと胸の鼓動が早くなる






遊木:「最近仲良いよね?あの二人。この前なんて一緒に帰ってたよね?」



氷鷹:「あぁ、そう言えば今朝も朔間先輩が転校生に会いに来てたな」




ドクドクと鼓動が早くなって周りの音がきこえなくなる




明星:「えっ!?風早先輩!!」




気付いたら走っていた。怖いけど、零さんがその転校生さんと何をしているのか気になって……





入口付近に近づいた瞬間、可愛らしい女の子を抱き抱えた零さんが出てきた




『あっ……!』




零:「A、久しぶりじゃねーか」




『その人……なんで抱き抱えて?』



「あぁ、ちょっと、激しかったみたいでなぁ。気絶してしまったみてーだ」




激しかった?気絶?
一体、2人きりで何をしてたって言うの?


転校生のお嬢さんを抱き抱える零さんは普通に話しかけてきたけれど、私の戸惑いは爆発した







でも、怖くて聞くことが出来ず、私は逃げ出した






ショックだった
零さんに裏切られるなんて……
思いもしなかったから

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作者名:クテシフォンらるるんらるる | 作成日時:2021年5月12日 7時

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