壁内の人魚姫

９話 ページ12

皆が私を見ている


まぁ、当たりまえだよね




自分の大切な物を犠牲にして得たものが…この結果なんて


私だってそう思うから








''もう部屋に戻るね''


私はノートにそう書き、食堂を後にした








あ…


部屋の前まで来て気づいたけど、私…リヴァイと同室だったんだ


まだ医務室のベッドに居ることを願い私はドアノブに手を掛けた




ガチャ


リ｢ノックもせずに入るとはいい度胸だな｣


神様は本当に意地悪ですね


もう最悪の気分です…はい




私はノートに急いでこう書いた


''私はA・スカイライトです

リヴァイ兵長の補佐の為、私もこの部屋で生活をしていました

訳あって今は声が出無くなってしまって…

これからは敬語を使う様にしますので''




リ｢お前は俺の補佐だったのか…｣


やっぱり忘れちゃってるんだね…




私はリヴァイと良く食べたビターチョコと紅茶にどうぞと書いた紙を添え、私はハンジの部屋に向かった








こういう時は何だかハンジと居たくなる





私が部屋を出た後、チョコを食べたリヴァイが頭痛に襲われていたなんて私は知る由も無かった

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