壁内の人魚姫

８話 ページ11

私は目の前に見えてきた扉思いっ切り開け中に飛び込んだ








ドンっ！


誰かにぶつかってしまった


私が視線を上にあげるとミカサ達や食事をしている者が私の方を見ていた




ミ｢A！？どうしてそんなにないているの？｣


サ｢A！？｣


ク｢A…大丈夫？｣




皆一斉に私の元へ寄ってきた


私は…泣く事しか出来なかった




ミ｢A…おいで｣


ミカサの胸に飛び込みひたすら泣いた




とても暖かかった


とても安心出来た…









私は泣き終わると紙に

''ミカサ…ありがとう。皆もありがとう''

そう書いた




ミ｢私のAだから心配するのは当たり前｣




ミカサがそう答えると共に勢いよくドアが開いた








バンっ


ハ｢A、大丈夫！？あのチビ…私が後で締めとくから｣


ミ｢Aが泣いているのはあの刈り上げチビのせいなの？｣


ｴﾚ｢…原因は…リヴァイ兵長！？｣


ハ｢A…私から話していいかい？｣


『……』ｺｸｺｸ


声の出ない私よりハンジさんが言ってくれた方が…


それに…私から話したらまた泣くかもしれないから








ハ｢Aは、リヴァイを助ける為に声を失ったあげく…忘れられちゃったんだよね｣




ハンジさんの言葉で食堂に居た全員が息を飲んだ

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