【銀魂×約束のネバーランド】 雪の降っていたあの日

27後悔よりも前を向け！ ページ29

ドン「ザコ扱いが悔しんじゃない……。
嘘をつかせた。何もしてやれなかった。
無知で……無能な俺が……。

自分が本当にザコなのが悔しい…！
悔しい……!!

強くなりたい…強くなりたいよ……。」

ギルダ「うん…うん…。」






「ドン…ギルダ…。」

ギルダ「A…。」

「私達…私、2人を信じてなかった…。
2人に本当のことを知ってほしかったために、ちゃんと止めずに危険な目に合わせてしまったわ…。
エマ達に｢信じてあげよう｣なんて言う資格なかったのにね…。
ごめんなさい…。」

2人に深くお辞儀をしながら謝った。

ドン「…俺達こそ……。Aは忠告してくれたのに、それを聞かずに入った。
謝るのはこっちだよ。
ごめんな…。」

ギルダ「そうよ…。顔をあげてよ。
本当にごめんなさい…。」

「…本当にありがとう…。」

私は顔をあげて、2人に微笑んだ。

エマ「ドン、ギルダ！Aも…。」

ギルダ「エマ…。」

エマが走ってここに来た。

エマ「ごめん、私が甘かった。
信じる覚悟が分かってなかった。
信じてくれて…気づかせてくれてありがとう。」

ノーマン「僕からもごめん…。」

ドン「うっ、その…俺も…。
つい殴ったりしてごめん。」

ギルダ「勝手な行動をとったこともごめんなさい。」

ドン「レイが怒るのも当然だ。」

「私からも…ちゃんと止めなかった。
それと、エマ達のことも信頼しきれずに隠してしまった。ごめん…。」

ノーマン「ほらレイ。」

あーらら、レイったら。

レイ「……あーもういいよ。
万一の場合は俺が何とかするから。」

そうレイが言うと、ドンはものすごく笑顔になった。

こういうの見ると、｢弟ってやっぱり可愛いなぁ｣って思っちゃうんだよね。

レイ「俺も色々と悪かった。」

エマ「もう嘘はナシ。改めて聞かせて。
外は最悪鬼の世界。しくじれば死ぬ。
それでも一緒に逃げてくれる？」

ドン/ギルダ「当たり前だろ！/でしょ！」

ふとノーマンと目が合った。

「……私もよ、当然でしょ？」

ふふっと笑った。

ドン「俺達も信じてもらえるように頑張る。」

ギルダ「だから協力させて！」

エマ「ありがとう…！」

ここには信じられる仲間が沢山いる。

私は今まで、どうしてきたのかな？

なんで信じられなかったのかな…。

そんなこと今はもう考えない。

「何としてでもこの計画、成功させよ！」

ただ、前に突き進むだけよ！

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