25愛しきコニー ページ27
私がママの書斎から出てきて数分後、ママが書斎に入ってしまった。
まずい…。
気づかれたの?!それとも、仕事?!
ダメだ…私にはやっぱりまだママの行動を読み取ることは難しい…。
3人には読めているのかな…。
エマ「A!」
ノーマン「ドンとギルダ知らない?」
「……実はし…。」
私は言おうとしたが、すぐに言葉を止めてしまった。
目の前にドンとギルダが歩いてきていたから。
エマ「よかった…!てっきり……。」
レイ「どこ行っていた?」
一瞬冷えきった空気が流れる。
ノーマン「ここは目立つ、後で話そう。
あ、Aも来て。」
「……分かったわ…。」
さっきまでとは違う、静まった暗い食堂に私達はいた。
ドン「入ってきたよ、秘密の部屋。地下室だった。」
ギルダ「ドンが…鍵をすって…。」
エマ「ママから!!?」
ノーマン「それで?ママには?」
ギルダ「気づかれてないと思う。鍵ももう返したし……多分…。」
レイ「……馬鹿なことをしてくれたな。
もしカメラ・盗聴器・警報。どれか一つでもあの部屋についてたらどうする?
ママやシスターにバレて、お前ら……いや俺たち全員…。」
私は咄嗟に声を出した。
「待って…。2人が悪いんじゃない。止めなかった私が悪いの…。少しでも本当のことを知ってもらいたかったの…。」
私がレイに向かって放った言葉は逆に状況を悪くさせた。
ドン「…やっぱり。騙しやがって…。何が「分からない」「助けに行こう」だ。
「助けに」なんか行けないじゃないか。
だってコニーは…コニー達はもう…。」
「………ドン…。」
ドンはコニーと本当の兄妹のように仲良くしていた。
そのコニーがもうこの世にいない存在だと知りたくもなかったはずよ…。
エマ「ごめん…ごめんなさい!!」
ギルダ「じゃあ……本当に……。」
ドン「ほらなギルダ。やっぱりこいつら嘘着いてたんだよ。
何を隠してる?全部話せよ。」
エマはノーマンとアイコンタクトをとるとドンとギルダに事実を話した。
ドン「え……鬼…農園?」
ギルダ「それに…レイがスパイ…?」
ノーマン「僕らのためにね!」
私は分かっていた。
別に3人が話さなきゃいけないなんて誰が言った?
こうなってしまうことも大体は予想ついていた。
レイ「……Aも話せよ。隠していることあるだろ。」
「……。」
私はコクリと頷いた。
重たい言葉からは否定の言葉なんか出なかった。
「ごめん…。5人に隠していたことがあるの。」
26信頼してあげればよかったこと。→←24予想は的中することも多々ある
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あずきぱふぇ@狂愛(プロフ) - キャラが謝罪をw 私は全然いいです!むしろ指かんでんの可愛かったです!(銀時推し) (2021年3月24日 15時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
紅葉桜(プロフ) - Vさん» それは良かったです!!少し事情があって更新停止していてすいません……。これからも頑張ります!ありがとうございます!……ちなみに銀魂はマジで最高です。ぜひ見てください!! (2019年10月30日 18時) (レス) id: e8ee42e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
V - 銀魂と約ネバのコラボ作品初めて見ました。私は、あまり銀魂に興味がありませんでした。でもこれを見て興味がわいてきました。ありがとうございます。 これからも更新楽しみにしています。 (2019年10月30日 10時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
未熟な林檎。(プロフ) - いっちご桜ァァァ!ほんま頑張ろ!いちご桜。のもオモロいよ!! (2019年7月3日 0時) (レス) id: e8ee42e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
いちご桜。(プロフ) - 未熟な林檎ちゃぁぁぁぁん!!すっごい面白い!お互い頑張ろうね。 (2019年7月3日 0時) (レス) id: 93be246199 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅葉桜 | 作成日時:2019年6月30日 12時