11演技と虚像 ページ12
追って行くと、森で話をしていた。
うぅ…。聞こえづらい…。
ノーマン「脱出は……。」
あの2人…脱出を考えている?!
本当にできるのでは……。
2人は塀の方に走っていった。
「いつか聞かないとね……。脱出計画と言うやらを。」
私はフルートをふきながらハウスへ戻った。
私も出来ることはしてきた。
ママの目を盗んで塀の観察もしてきた。
懐中時計と見せかけた発信器を確認するものを盗むことはほぼ不可能。
盗めても、直ぐにバレる。
だから懐中時計を見ない時間帯を掴んで何とか見れた。
塀の向こうは崖だ。
橋は本部からしかかかってなかった。
フィル「あ!A!」
「ただいま。もう集合時間でしょ?」
するとエマとノーマンも森から走って出てきた。
「……2人ともどうしたの?汗だくじゃん。」
エマ「いやー。ちょっと森に長居しすぎて。」
ギルダ「あれ?2人いない…?」
マルク「ママーッ!
どうしよう!森でナイラとはぐれちゃった!!
探したけど見つからないんだ!」
ママは懐中時計を見た。
なんでっ……。いや、ママは気づいている。
昨日、ノーマンとエマが門へ向かったことを。
ママはすぐにナイラを見つけてきた。
私は気づかれているのかしら…。
そう不安と挑戦心を抱きなからハウスに入った。
数日後、エマ、ノーマンそしてレイに呼ばれた。
レイも引き入れたか……。
でもなんか臭うんだよな…。
「ねぇ、話って何?」
今は夜。静まった食堂で、私は問いかけた。
エマ「今から言うことを落ち着いて聞いて。」
私は知らなかったように首を縦に振り、唾を呑んだ。
「……ウソ…。ここは農園で、私達は食べられるために生きているの?!」
エマ「そうなるよね…。」
「じゃ、じゃあコニーは?ハオやセディは?」
ノーマンは悔しそうに首を横に振る。
「そ…そんな…。」
恐らくこの演技が気づかれるのも時間の問題だ。
エマ「だから、協力して欲しいの。ここから脱獄するために!」
「分かったわ…。その計画…乗るわ。」
私は気を戻し、いつものように落ち着いた。
レイ「それでこそ、Aだな。」
「レイ、上から目線はやめてよ。」
そして私は脱獄のための情報を色々と聞いた。
ほう…。そこまで進んでいるとは…。
絶対可能にできるはず!いや、してみせる!
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あずきぱふぇ@狂愛(プロフ) - キャラが謝罪をw 私は全然いいです!むしろ指かんでんの可愛かったです!(銀時推し) (2021年3月24日 15時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
紅葉桜(プロフ) - Vさん» それは良かったです!!少し事情があって更新停止していてすいません……。これからも頑張ります!ありがとうございます!……ちなみに銀魂はマジで最高です。ぜひ見てください!! (2019年10月30日 18時) (レス) id: e8ee42e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
V - 銀魂と約ネバのコラボ作品初めて見ました。私は、あまり銀魂に興味がありませんでした。でもこれを見て興味がわいてきました。ありがとうございます。 これからも更新楽しみにしています。 (2019年10月30日 10時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
未熟な林檎。(プロフ) - いっちご桜ァァァ!ほんま頑張ろ!いちご桜。のもオモロいよ!! (2019年7月3日 0時) (レス) id: e8ee42e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
いちご桜。(プロフ) - 未熟な林檎ちゃぁぁぁぁん!!すっごい面白い!お互い頑張ろうね。 (2019年7月3日 0時) (レス) id: 93be246199 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅葉桜 | 作成日時:2019年6月30日 12時