4，バス ページ5
バスに乗ることになったのだが、この主人公は1人ぼっちであった。皆が同じ学校の選手や対戦校など仲の良い人同士で次々とペアを作っていく中、１人出来ずにポツンと残っていた
そんなとき
「良かったらお隣いいですか？」
救世主が現れたのである
一星だった。黒裂と同じく特別代表枠に選ばれ注目されている人物である。野坂悠馬がいない状態のイナズマジャパンは黒裂を含めて1９人、１人で座ることを考えていた黒裂にとってとてつもなく嬉しかったのである
『ぜひ！』と感激しながら微笑む黒裂を見て、一星もそれほど冷たくて厳しそうな人ではない、と思ったのである
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
バスに乗って宿泊施設もとい河口湖スポーツセンターへ向かう中、この主人公は話しかけてくれた一星に恩を感じ購入した金平糖の小袋を１つ渡す。『お近づきの印に！』と言えば戸惑いながらも受け取ってくれた
「そういえば黒裂さんはどこの学校から来たんですか？」
一星の問いにこのバスに乗っているほぼ全員が密かに耳を傾けた。皆心の中で「FF出てたのに自分達が忘れているだけなんじゃ…」と思っていたからである
『聖堂山中学ですよ』
「聖堂山…？
そこってサッカー強いんですか？すみません、ロシアにいたからあんまり日本の事を知らなくて…」
そんな一星に女子サッカーのクラブチームに入っている、と伝えると「だから特別代表枠だったんですね」と納得したように頷いた
そこで耳を傾けていたメンバーたちも自分達と初対面であると確信出来たのだ
『あと、そんなに畏まらなくてもいいですよ。私まだ中学1年生ですし』
一向に敬語な一星が気になった黒裂はそう言ってみたのだが、黒裂がそう言った瞬間、バス内の全員が「え！？」と叫んだ。
それに驚いた黒裂は思わずたじろぐ
「同い年なんですか！？てっきり年上だとばかり…」
周りの皆も激しく頷く。だがいち早く復活した鬼道がネットに検索をかけると、出てきたデータの中には確かに″中学1年生″と書かれていた。その事を皆に伝えると辺りは騒然となった
「女子サッカー界とは盲点だった。ロングシュートが得意なそうだな、よろしく頼む」
鬼道を筆頭に他のメンバーたちからも「よろしく！」や「さっきはごめん！」と声が上がる。皆黒裂が自分より年下及び同級生とわかったことで変な恐怖心が消えたのだ。
なんか知らないうちに話しかけてもらえた！と喜んでいるこの主人公を乗せてバスは到着した
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聖羅(プロフ) - おぉ、非リア同盟はキーワードなんですね！注目して読まなければ…笑 (2019年2月18日 17時) (
レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)*(プロフ) - 聖羅さん» わざわざパート1の方にコメント頂きありがとうございます！センスなどと大層なお言葉、胸がいっぱいになりそうです！非リア同盟は、わりと本編に関わってくるので是非とも注目して頂きたい。これからもどうかよろしくお願いします！ (2019年2月18日 15時) (レス) id: 333bfe8339 (このIDを非表示/違反報告)
聖羅(プロフ) - シリアスな雰囲気の中にこっそりネタを入れてくるあたりセンスが凄いですね！非リア同盟のくだりは笑いました笑 これからも頑張ってください！ (2019年2月16日 20時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)(プロフ) - ぴぽさん» ありがとうございます！可愛いと言っていただけて嬉しいです！日々精進致しますので、これからもよろしくお願いします (2018年11月29日 7時) (レス) id: efb7d8eaad (このIDを非表示/違反報告)
ぴぽ - イラスト可愛いです！なんかさらに上手くなってませんか!?これからも頑張って下さい！ (2018年11月27日 0時) (レス) id: 8ec037955c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：良子(ラッコ)* x他1人 | 作成日時：2018年10月20日 16時
