12，男女 ページ13
何事も切り替えは大事だ
翌日、韓国戦までの練習メニューが書かれたプリントが配布され皆真剣に読んでいる
ここ２・3日は個人練習やパス練などの練習が書かれており、各個人のスキルアップを求められているようだ
練習が始まり、昨日負傷した5人は動きが少し鈍くなっているのが伺える。これに何人かが手を貸そうかと気遣うも、
「ごめんね、ホント俺達に気を使わなくていいから…」
「そうそう！皆は自分の練習に集中して！」
心配ではあるが、本人がそう言うならばと皆割り切ってメニューをこなしていく
そんなこんなでお昼になった
昼食を終えると午後からは″自由練習″といって練習をするにはするが、内容は自分で決めろというなかなか粋な練習方法だ
『という訳で吉良先輩、よろしくお願いします！』
この主人公に足りてないもの、それは″男慣れ″だ
いや、言い方が悪かった。正確には″男子選手との連携の経験″だ
女子サッカー界にいた黒裂は今まで女子としか対戦したことがなかった。しかしここは世界、男と女ではパスのスピードは違うだろう。
早めに練習しておかないと不味いので誰かに相手を頼もうと思ったところ、ちょうど吉良が1人でいたため、お願いするとOKだった。吉良自身も黒裂の実力が知りたかったため意見が一致した
非リア同盟の連携が楽しみである
「んじゃあいくぜ」
吉良の声で2人は同時にゴールに向かって走り出していく
早速吉良からパスが出された。流石自分でゴットストライカーと言うだけあり、スピードは今まで黒裂が受け取ってきたパスとは段違いだ
『あっ…』
そのボールは受け取ることができずコートの外まで飛んでいく
いつも通りのスピードでは遅すぎたのだ
『すみません、折角貰ったのに…』
「別に練習なんだし気にしなくてもいーよ。次だ次」
そう言って新しいボールを出すとまた走り出す。先程と変わらぬスピードに黒裂も合わせて着いていく
再び彼からパスがくる。今度は先程のようにはいかない。早さと強さは何となく覚えた、だからイケルと黒裂は心の中で唱える
『…ここだ！』
見事パスを受け取れた。しかしここで終わりではない。吉良にパスを返すとまた返ってくる、この行為をゴール前まで続け最後は彼がノーマルシュートで決めた。これを7往復ほど繰り返すと1度休憩になった
結果としてその日の内に慣れることに成功した。翌日からは普通に皆とパス練習が出来るようになり、後日吉良に金平糖を贈呈した
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聖羅(プロフ) - おぉ、非リア同盟はキーワードなんですね！注目して読まなければ…笑 (2019年2月18日 17時) (
レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)*(プロフ) - 聖羅さん» わざわざパート1の方にコメント頂きありがとうございます！センスなどと大層なお言葉、胸がいっぱいになりそうです！非リア同盟は、わりと本編に関わってくるので是非とも注目して頂きたい。これからもどうかよろしくお願いします！ (2019年2月18日 15時) (レス) id: 333bfe8339 (このIDを非表示/違反報告)
聖羅(プロフ) - シリアスな雰囲気の中にこっそりネタを入れてくるあたりセンスが凄いですね！非リア同盟のくだりは笑いました笑 これからも頑張ってください！ (2019年2月16日 20時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)(プロフ) - ぴぽさん» ありがとうございます！可愛いと言っていただけて嬉しいです！日々精進致しますので、これからもよろしくお願いします (2018年11月29日 7時) (レス) id: efb7d8eaad (このIDを非表示/違反報告)
ぴぽ - イラスト可愛いです！なんかさらに上手くなってませんか!?これからも頑張って下さい！ (2018年11月27日 0時) (レス) id: 8ec037955c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：良子(ラッコ)* x他1人 | 作成日時：2018年10月20日 16時
