23，主人公 ページ24
貴重なDFに負傷の可能性があるという現実に、イナズマジャパン陣営は不安を募らせていく
その時ベンチでは趙金雲と久遠は目配せをする
「今から選手交代を行いま〜す」
その言葉に剛陣は純粋に目を輝かせる。これは同じDFである岩戸も同じだ
「DFの風丸くんに代わってフィールドに立つのは… アナタ！」
彼の指先にいる人物＿＿
黒裂だった
ベンチでは驚きと戸惑いの声が上がる。本人も岩戸が選ばれると思っていたため驚く
DFではなくMF、更に1年生の黒裂を使用するとはどういうことか。同じ1年生でもFFで活躍した灰崎とは違い、実力も未知数な彼女。ある意味不安要素のブースターパックだ
「待つでゴス！なんで彼女なんでゴスか！？」
岩戸は反抗する。これに黒裂は一瞬目を伏せるも何も言わず黙る
「落ち着け岩戸、言い方が悪い。
…監督、風丸はDFの要です。ここで彼を下げてMFである黒裂をいれる真意が俺にはよくわかりません」
落ち着いている砂木沼は皆が考えているであろう事を述べる
「監督！俺はまだやれます！」
先程ベンチへと戻ってきた風丸は、まだやれると必死で伝える
そんな彼に趙金雲は優しく肩を叩く
「わかっていますよ。
何もこのまま残り時間をここで過ごして貰う訳ではありません」
彼に向き直ると静かに目を伏せた
「君はヒロトくんと違い前半も試合に出ています。そして今ダメージを負った。わかりますか？君は危険なんです」
戸惑う風丸だが黙って彼の声を聞く
「君は豪炎寺くんの二の舞になってはいけない。私としてもこの試合は君に出ていて欲しいんです…。
でもダメージと前半の疲労を負ったままの状態で試合に出すのは得策とは言えません。ここで体に異常はないか、後のプレーに影響がでないかスタッフさんに見て貰いましょう。それまで黒裂ちゃんと交代です、だから一旦お休みです！」
君がいけると判断した時は、私に教えてください＿＿
そう言い遺すと彼は黒裂の方へ向き直った
「風丸君、大丈夫？」
「大谷か…すまない氷を貰えるか」
風丸は監督の真意を理解し、同時に感謝すると、思いを胸にベンチへと歩いていく
「さあ肩の力を抜いて。ちょっとだけですが、君の出番ですよ！
君への指示は"貴方自身のプレーをする事"です」
『…はい』
深呼吸を１つ、気合いをいれる
…彼女がフィールドに上がっていく際、坂野上は小さく手を振って頑張れと激励を送った。しかし、彼女は気がつかなかったようだ
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聖羅(プロフ) - おぉ、非リア同盟はキーワードなんですね！注目して読まなければ…笑 (2019年2月18日 17時) (
レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)*(プロフ) - 聖羅さん» わざわざパート1の方にコメント頂きありがとうございます！センスなどと大層なお言葉、胸がいっぱいになりそうです！非リア同盟は、わりと本編に関わってくるので是非とも注目して頂きたい。これからもどうかよろしくお願いします！ (2019年2月18日 15時) (レス) id: 333bfe8339 (このIDを非表示/違反報告)
聖羅(プロフ) - シリアスな雰囲気の中にこっそりネタを入れてくるあたりセンスが凄いですね！非リア同盟のくだりは笑いました笑 これからも頑張ってください！ (2019年2月16日 20時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)(プロフ) - ぴぽさん» ありがとうございます！可愛いと言っていただけて嬉しいです！日々精進致しますので、これからもよろしくお願いします (2018年11月29日 7時) (レス) id: efb7d8eaad (このIDを非表示/違反報告)
ぴぽ - イラスト可愛いです！なんかさらに上手くなってませんか!?これからも頑張って下さい！ (2018年11月27日 0時) (レス) id: 8ec037955c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：良子(ラッコ)* x他1人 | 作成日時：2018年10月20日 16時
