66，unbalance● ページ18
神門から大谷に
【夏未さんがお土産で持ってきてくれた団子を広げたいので手伝ってくれませんか？】
というメールが送られ、大谷は足早に控え室に去っていった。本当なら後輩である黒裂も手伝うべきだが、フィールドでした約束はまだ達成されていないため、ここに残らせてもらった
『男子だったらやっぱりお肉かな』
先程まで大谷と回っていたのを、今度は1人でじっくり見ていく。商品だけに集中すると興味深いものは沢山ある、しかしここに試食コーナーというものがないので容易な判断が出来ずにいた
『あっ、コレいい！』
悩んだ末に選んだのは"ミートパイ"。ミンチの肉と、グレービーソースをパイ生地で包んだ料理であり、理由としては匂いが美味しそうだったからだ
「お嬢ちゃん、あんたイナズマジャパンの子だろう！」
プラスチックの容器に入れられたミートパイを手に取り、買い求めようと店員に声を掛けたところ、彼は商品を渡す前に彼女の手首をかじりつくように掴んだ
「Aちゃんだろ！この前ロングシュートで一点決めてた子！」
彼女の朱色の瞳をのぞき込むように見つめ、次第に恍惚とした表情に変わる。妙に綺麗な子がいると思って覚えてたんだ、と店員が言うと照れたように俯いた
「ミートパイ１つだな。応援も込めて、オマケしておくよ」
一呼吸置いた後、するすると手首から手を離した店員はミートパイを受け取り、彼女が代金を渡すと返ってきた紙袋にはミートパイとタッパーに入った何かが入っていた
『これは…？』
「"フィッシュアンドチップス"さ！自家製だが、冷めても美味いぜ」
たいていのヒロインなら「悪いです…」と言って一度断るところだが、黒裂はもとより断るつもりなどない、ラッキーと言わんばかりに頬が緩んだ
「黒裂Aさんね、中を見せて頂戴」
女子更衣室に戻ると、扉の前に3人の大会関係者用に作られた黒い衣服を着た女がいた。状況の読み込めない彼女は関係者だから問題ないだろうと『どうぞ…』と答えた
「特に異常はありません」
「こちらも変なものは」
「こっちも大丈夫です」
関係者と思われる3人はそれぞれロッカー、机、鞄の中を
「ご協力ありがとうございました」
そう言って3人が頭を下げながら退出したところで、隣から大きな物音と声がした
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Setsuki.(プロフ) - 良子(ラッコ)*さん» なんか、1年生なので童顔を意識したら小学生くらいになってしまいました笑 応援、ありがとうございます！なんか勝手にふざけたの描いてごめんなさい汗(リア充見た時の顔とか…←)私も、良子さんのこと応援してます！頑張ってください！ (2019年5月16日 20時) (
レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)*(プロフ) - Setsuki.さん» ありがとうございます！細身の綺麗な雰囲気で書いて下さって、線とか、画力の高さが目にしみます･･･。何気にイラスト書いて貰ったの初めてで、こうも嬉しいものなのかと目頭が熱くなっています。Setsukiさんも絵師としても、執筆者としても、応援しますので頑張って! (2019年5月16日 18時) (レス) id: 8f91876c31 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - 白黒で申し訳ないです。ごめんなさい (2019年5月15日 22時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/b/4/7/b47f19bd8787bd22a00ed67eeed75d36.jpg.jpg (2019年5月15日 22時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - 良子さんどうも！大変遅くなりましたが、この小説の黒裂ちゃんが完成しましたので報告しに参りました！URLはここに載せておきますね！ (2019年5月15日 22時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：良子(ラッコ)* x他1人 | 作成日時：2018年12月8日 23時
