61，ロングシュート ページ13
残り時間5分、と実況の声が聞こえ、スローインで回ってきたボールを持つ灰崎には焦りが浮かぶ
「今こそ見せてやる。イナズマジャパンに引導を渡す、我らが切り札である"新タクティクス"、その名も──────」
「長げぇよ！」
高らかに声を上げるアスだが、煽られていると感じた灰崎が顔面にボールを蹴りつけ、最後まで言うことは叶わなかった
しかし苛立ちで力を込めすぎたのか前回のようにボールは自分の所に返らず、アスの後ろにいたサタンに渡ってしまう
「貰ったぞよ！」
「…敵にボール渡してんじゃねぇよ」
すれ違いにせせら笑うように吉良は言う。以前なら怒鳴りつけるように言うであろう台詞に仲の良さを感じた
「勝つのは麻呂じゃ！"タイムトランス"！」
絶叫するように渾身のシュートを打った。しかし円堂とて負けられないのは同じ。紫色に輝く両手を握り締め、赤く鋭く目を光らせると彼の背後に左から緑、紫、赤の魔神が現れた
「"風神雷神ゴースト"！！」
緑の風神は左手、赤い雷神は右手、そして紫色のゴーストと呼ばれる魔神は両手でゴールを守るように振りかざす。ついに円堂はボールを抱くようにしっかりと受け止めたのだ
歓声の上がるコートにマネージャー陣と夏未らは徐々に頬を緩ませる。ベンチ陣営も表情が明るい。この技があれば守りはより強固となるであろうと期待を込めて
「もう一点も決めさせない！皆安心して攻めまくってくれ！」
この試合で一番の声が皆の心に安定感を生み出させた。円堂から坂野上、鬼道へと渡る。彼は悩みに浸る一星を視界に入れ、口角を上げると「はあああああっ！」と声を出しながらロングシュートを一直線に打ち込んだ
『たぶんあのシュート、入らないですね』
ベンチで黒裂は言う
『かなり力んで打ってますから、ゴールに届く前に失速します。スピード的に一星君の位置ぐらいから落ちていくかと』
「流石ロングシュートが得意なだけ……ゴスッ！？」
岩戸が言いかけたと同時にロングシュートが一星に直撃した
【シュートコースに被ってしまったのか！？今日がイナズマジャパン、デビュー戦の一星！とことんツイてません！】
実況者はとりあえず新しい眼鏡を買え
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Setsuki.(プロフ) - 良子(ラッコ)*さん» なんか、1年生なので童顔を意識したら小学生くらいになってしまいました笑 応援、ありがとうございます！なんか勝手にふざけたの描いてごめんなさい汗(リア充見た時の顔とか…←)私も、良子さんのこと応援してます！頑張ってください！ (2019年5月16日 20時) (
レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)*(プロフ) - Setsuki.さん» ありがとうございます！細身の綺麗な雰囲気で書いて下さって、線とか、画力の高さが目にしみます･･･。何気にイラスト書いて貰ったの初めてで、こうも嬉しいものなのかと目頭が熱くなっています。Setsukiさんも絵師としても、執筆者としても、応援しますので頑張って! (2019年5月16日 18時) (レス) id: 8f91876c31 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - 白黒で申し訳ないです。ごめんなさい (2019年5月15日 22時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/b/4/7/b47f19bd8787bd22a00ed67eeed75d36.jpg.jpg (2019年5月15日 22時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - 良子さんどうも！大変遅くなりましたが、この小説の黒裂ちゃんが完成しましたので報告しに参りました！URLはここに載せておきますね！ (2019年5月15日 22時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：良子(ラッコ)* x他1人 | 作成日時：2018年12月8日 23時
