その掌に幸福を ページ9
クリスマススペシャルです。季節感を出したくて。イベントとは…良いものですね…(しみじみ)夢小説のネタはどんなものからでも吸収したいです。
「あ！あるみーん！」
「Aちゃん！？急に飛んでくるなんてびっくりしたじゃないか…！」
「へへへ、ごめんね？仲良しのあるみんがいたからつい」
初めての調査兵団拠点への訪問からはや数ヶ月。その後もハンジさんと一緒に皆に会いに行くうち、特にアルミンとは二人で本を読んだり遊びに付き合ってもらう事が多く、兄妹のように仲良しになっていた。
少し困ったような、でも嬉しそうな表情で、彼は言う。
「しょうがないなぁ…で、どうしたの？そんなに突然」
「あ、そだ。実はわたし、相談があって」
「相談？」
尋ねられ、私は自身の計画について話し始めた。
.☆.｡.:*・°.☆.｡.:*・°.☆.｡.:*・°.☆.｡.:*・°.☆.｡
「さむいな…でもそろそろクリスマスだなぁー。プレゼント、何をおねがいしようかな」
一年で最後の月が始まったばかりの頃。毎年恒例の幸せな悩みが、私の頭を支配し出す頃である。
「全くAったら。でもそうね、もうクリスマスね。貴方は誰かプレゼントをあげたい人は居ないの？ほら、この前の兵長さんとか」
「あ…たしかにそうだね。未来のおよめさんとして、必ずなにかあげないと！おとうさんに、なにがいいか訊いてみようかな？」
お母さんの言う通り、兵長さんに何かあげたいのはやまやまだが、男の人が喜ぶ贈り物というのが今ひとつ分かっていなかった。
「お父さんかぁ…くす、あの人、『Aのくれた物なら何でも〜』って言って答えてくれない気がするんだけど…どうかしらね」
「うわ、そうかも…ならだれに訊こう…あ、そうだ＿＿！」
「＿＿というわけで、あるみんに訊いてみようかなって…」
「なるほど…兵長が喜びそうなものか…難しいな…」
顎に手を置き俯き加減に彼は言う。
「そうなの？う〜ん、やっぱり自分で考えるしかないかな…」
「…あ、待って＿＿良いもの、見つけたかもしれない」
「ほんとに！？なになに？！」
「兵長の好きなものの事なんだけど＿＿」
アルミンはやはり頭が良く頼りになる。尋ねてみて正解だった。彼の話に、私は「だいさんせい！」と声をあげていた。プレゼントが決まればクリスマスが待ち遠しく、踊り出したい気分だった。
友情出演でアルミン書きました。やはり推し様とは仲良くなりたいもんなのです、茶番をお許しください。
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あーる(プロフ) - 琴さん» ありがとうございます！！！！！まだまだ序盤ですが更新コツコツ頑張ります🥹 (12月16日 21時) (
レス) id: 4a598cc49e (このIDを非表示/違反報告)
琴(プロフ) - やっぱりあーる様の作品はめっちゃ面白いです！ (12月16日 21時) (レス) @page4 id: e939615bba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーる | 作成日時：2023年12月15日 15時
