少年期90 ページ13
『______。その他、いかなる理由があっても、木ノ葉と砂の同盟関係は崩れず、他者他国からの干渉を受けない。また、要請があった場合は速やかに、砂は木ノ葉のため救援及び援護に最善を。そして、砂からの要請があった場合は木ノ葉も全力を尽くします。……以上、木ノ葉の里からの同盟条約の申請です』
床に達しそうなほど長い巻物を丁寧にスルスルと巻き戻していく。
昨日の正午近くに砂の里へと到着した名前は、我愛羅と出会い、少し話をした後、早々に宿泊予定の風影邸へと案内される。
テマリやカンクロウとの再会も短く、木ノ葉崩しで負傷を負ったモノたちの治療に当たり、その日は御開きとなり、今に至る。
『異論がなければ、互いの条約書に血判を……』
巻物の紐をキュッと音を立てて締めた名前はその巻物を風影の机へと置く。
風影の席には誰も腰掛けることなく、バキを含む上役達数人が椅子を取り囲むように立っている。
風影の子供達は言葉を発することなくそれを見守る。
「承知した…。我々砂の里は木ノ葉の里に全面降伏を宣言する」
お互いの巻物を交換する。
締められた紐を解き、少しだけ開くと、親指を噛み血判を押した。
それを見届け、風影の子供達は少しだけ息をついた。
『ふふっ…テマリ様もカンクロウ様も緊張なさっていたのですか？』
先程の話し合いの時とは打って変わってフニャっと笑う少女。とても暗部で暗躍に勤め、今も里代表として遣いにやってきてるとは思えない。
カンクロウ「そ、そんなことないじゃん…！」
テマリ「私達はなんで呼ばれたんだい？」
血判を交わした巻物をまた交換して懐にしまい込む。そのまま砂の上役達は風影の部屋を後にする。
『……、火影なき今、私は長く里を離れることができません。これから里に向けて出発いたします』
我/テマ/カン「「「…っ！！」」」
『時間がなさそうだったので、御三方をここにお呼びして頂いたのです。テマリ様、カンクロウ様…そして我愛羅…、一晩だけでしたがとても楽しかったです。今度はゆっくり、長く滞在できる時に参りますね！』
テマリとカンクロウは顔を見合す。
小さく頷くカンクロウ。
カンクロウ「またゆっくり遊びに来いよ！名前」
『はい！』
テマリ「じゃあな！」
テマリはポンと我愛羅の肩を叩くと、カンクロウと共に風影の部屋を後にした。
我愛羅はゆっくりと名前に近づく。
手の届く範囲に踏み込んだ時、力強く引き寄せた。
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里奈 - 2部出来ましたら、URLをお願いします！2部楽しみにしてます！ (2019年7月24日 19時) (
レス) id: 167fdf8826 (このIDを非表示/違反報告)
雄飛~Yuhi~ - 我愛羅が凄く好きなので、我愛羅との絡み、楽しみにしてます！！！！更新頑張って下さいp(^-^)q応援しています！！！！！！！ (2018年12月22日 23時) (レス) id: 17482f2c04 (このIDを非表示/違反報告)
マスラ - 面白いです！続き楽しみにしています。更新頑張ってください！(≧▽≦) (2018年11月4日 19時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
rina214skt2(プロフ) - ベコさん» レスボタンが押せました！コメントありがとうございます(｀・ω・´)気長にお待ちいただけたら嬉しいです。私も我愛羅大好きなのでもっと出せるように頑張ります！ (2018年9月3日 0時) (レス) id: bb6660352e (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - 更新頑張って下さい！凄く楽しみに待ってます！ (2018年8月6日 9時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめ | 作成日時：2018年6月2日 12時
