少年期44 ページ7
カカシ「お前らに、話さないとね〜」
間延びした声とは裏腹に、ナルト、サクラ、サスケはゴクリと唾を飲んだ。
カカシの腕には安らかに眠る整った顔立ちの少女。
サスケ「サクラから大体の話は聞いた。
名前は…、下忍じゃねえのか」
カカシ「名前は、俺が里外の森で拾ったうちは一族の末裔だ。」
木の葉の里へと帰る道中。
少女は1日以上眠り続けている。
カカシ「俺が拾って、うちは一族に勝手に一任した。」
サスケ「どーいうことだ。」
カカシ「火影様に、こいつのことを報告しなかったって事だ」
サスケは目を見開いた。
サクラ「どうして報告しなかったのよ…」
カカシ「まぁ、特に理由なんてないんだけど…、
こいつがうちはの目を持っているのを見てしまってね、それならうちはに還そうって勝手に判断して、うちは一族に置いてきた。」
暗部にいた頃のカカシはどこかひねくれてて、
冷たい目をしていたことを少年たちは知らない。
カカシ「今となっては、きちんと素性を調べるべきだったと思ってるよ…。
名前は今、木の葉で暗部…つまり裏の世界にいる。」
ナルト「あんぶ？」
カカシ「あの白って少年と同じような仕事を沢山してるってことだ」
ナルトとサクラは目を見開く。
サスケは黙って聞いていた。
カカシ「俺がこいつを拾ったのは、こいつが５歳の時。
その頃にはもう写輪眼を開眼していたよ」
今度はサスケが驚いた。
カカシ「こいつは７歳で直接火影様に実力を見てもらい、アカデミーに通うことなく下忍になった。同じ年で、例外的に試験をして中忍に、８歳で上忍試験に合格して、そのまま暗部入りした。裏の世界ではちょっと知れた忍者だ」
ゴクリ
3人はなにも言わない。
カカシ「こいつはこう言っていた、
"うちはイタチの真実が知りたい"と」
サスケ「…！イタチ…だと？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 211人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
歌燐 - 気長に更新まっています！！ (2016年11月5日 14時) (
レス) id: fd7a16f681 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢 - 続きまってました！ (2016年9月2日 21時) (レス) id: fd7a16f681 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢 - 頑張ってください！応援してます！ (2016年8月11日 15時) (レス) id: fd7a16f681 (このIDを非表示/違反報告)
ナガキ - 続きお待ちしてました！ (2016年7月24日 19時) (レス) id: 9ef7033b0f (このIDを非表示/違反報告)
藤北?(プロフ) - また書いてくれて嬉しいです！続き。すごく楽しみにしています！！なので最後まで書き続けて下さい！お仕事の方も頑張ってください！！ (2016年7月17日 10時) (レス) id: 3161a8b10f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あめ | 作成日時：2015年11月11日 23時
