NARUTO -化身少女-【我愛羅】

幼少期5 ページ5

「黙れ…殺すぞ」




もうこの言葉を嫌という程聞き、3日経つ。






『そんなこと言って、我愛羅様
現に私は今もここで生きております。』





我愛羅と共に生活を始めて3日が経つ。
初めましての挨拶など、しただろうか？



初対面も唐突に名前は風影によって、我愛羅の部屋へと放り込まれた。







我愛羅「…黙れ！」




ザアァ


砂が少女へとまとわりつき、締め上げようとする。






『無駄だとまだお判りいただけないのですか？
我愛羅様の砂は私には通用しません。』




砂が少女を締め付けるより前に砂は何処かへと吸い込まれるように消えて行く。







『時空間忍術をお知りではないのですか？
あなたの砂は、私に触れる前に異空間へと飛ばさせていただいております。』





我愛羅は無い眉を寄せ、少女を睨みつける。
そして盛大に舌打ちをする。






我愛羅「なぜ俺に構う…」




『あなたをお守りするよう、風影様に命を受けました。』



我愛羅「嘘を言うな、どうせお前も俺に仕向けられた刺客だろう…」







『いいえ、我愛羅様、私はあなたを裏切りません』






静かにこちらに笑みを向ける少女を見て、我愛羅は苦しげに額の傷を抑え込む。






我愛羅「ウッ…黙れ！！」





我愛羅は荒々しく窓から屋根を伝い、出て行ってしまった。







『悲しい人…。何度も裏切られてきたのね』





まだ出会って3日だというのに、少女は我愛羅に少しだけ慈愛が湧いていた。







『側にいてあげよう』

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