NARUTO -化身少女-【我愛羅】

少年期7 ページ19

ナルト「ちょっとやりすぎちまったってばよ…」



ボコボコに殴られたミズキを見て、
ナルトもイルカも苦笑いする。






イルカ「ナルト、目をつぶれ！」



ナルト「なんでだってばよ？」



イルカ「いいから！」



目を閉じる。




イルカ「卒業おめでとう、ナルト」




ナルトは泣き、イルカも泣きそうになりながら笑っていた。
少女はお面をかぶり治す。






瞬身







イルカ「…！暗部か…！」


なぜこんな少女が暗部の面をつけている。
ナルトと歳は変わらないはず、イルカは疑念を抱く。





ナルト「お前だれだってばよ！！」





警戒心を露わにするナルト。






イルカ「落ち着け、ナルト。敵じゃない。」




『うみの中忍、こいつは暗部が回収させていただきます。』




ミズキを指差し少女は言う。





イルカ「あ、あぁ…。くっ…」



イルカは背中を抑え痛みに耐えた。




少女は静かにイルカに近づく。







イルカの背中に手を近づけると、薄い緑の光がナルトの瞳を輝かせる。





ナルト「なにしてるんだってばよ…？」


『治療』




この歳で医療忍術まで…。イルカは和らいでいく痛みに、少女に、驚異を覚えた。







『ではこれにてドロン。』





少女は自らの倍以上の体重であるであろうミズキの襟を掴み、そのまま瞬身にて姿をくらましたのだった。

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