幼少期11 ページ11
少女が眠るベッドへと腰掛ける。
自分は眠れないが、なぜかこのあどけない少女の寝顔を見れるこの夜は嫌いではなかった。
明らかにこれは、好意というものだ。
我愛羅はわかっていた、自分と似て非なる少女に、好意を抱いていることに。
『ん…我愛羅』
触れられた手は暖かい。
我「お前は、なにか違う。人であって、人でない。」
『我愛羅も私を、化け物って呼ぶ？』
我愛羅は少女をジッと見つめる。
少女は微笑んだ。
『私には、特殊な能力が３つある。
父はうちは、母はどこの里の者なのかもわからない、そんな謎に包まれた人だった。5歳まで私はその人たちと共に過ごしていたわ。
ある日、母は私に言った、お前には特別な力がある。
ひとつ、獣はお前の言うことに逆らえまい
ひとつ、お前に使えぬ性質のチャクラはない
ひとつ、殺せばお前に取り込める』
最後の言葉に我愛羅は顔をしかめた。
『殺した者のチャクラや能力なんかを例えそれが、血継限界であっても、私は自分のものにしちゃえる』
化け物でしょ
少女は微笑んだ。
『3歳から、2年間母親が連れてくる虫の息の忍を殺し続けた。
父は私をとても悲しそうな目で見たわ。でも、それでも父は私を愛してくれていた。
だからこそ、母が連れてきた最後の忍を……父を私の手で殺して、母も父の仇に殺してやったわ…！』
笑っている。
泣いている。
少女は頭を抱えて、目を見開いている。
我愛羅は無意識に抱きしめる。
我「お前は人間だ」
化け物の自分がこんな言葉を投げかけるなんて、
我「例えお前が化け物でも、俺はそれでも構わない」
『我愛羅…、助けて。
呪いなの、母の声が聞こえるの、目の前に敵が現れたら、殺せ殺せ殺せ…て。
なんども私に頭の中で囁いてくる。』
怖い
腕の中で震える少女を我愛羅は一層強く抱きしめた。
我「名前、お前は俺の唯一だ。
愛を与えてくれる唯一だ。
お前がお前であり続ける限り、
俺はお前を愛そう。」
『私も、貴方が私を求めてくれる限り、
絶対の忠誠と愛を』
月明かりに照らされた2人の影は静かに重なった
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rina214skt2(プロフ) - 猫夜桜((シラキさん» 私も好きですー！！笑 (2018年10月26日 20時) (
レス) id: d61390069e (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - ギルティクラウンンンンン！！好き← (2018年10月18日 3時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
rina214skt2(プロフ) - 麗芳ｰRayhooｰさん» 申し訳ありませんが、下までスクロールしていただき、(人1)の設定に名前をご記入ください。書き始めてから初期の名前設定を知ったのでこちらの小説は1期〜3期全てを通して(人1)が夢主さんの名前となっております。 (2018年9月3日 0時) (レス) id: bb6660352e (このIDを非表示/違反報告)
麗芳ｰRayhooｰ(プロフ) - 名前を(名前)にしないと読者の名前に変換されませんよ… (2018年9月3日 0時) (レス) id: bfbb2531a4 (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - もう！凄く気にってしまいました！兎に角面白いです！私は我愛羅が大好きです！これは私の希望なのですが、夢主を我愛羅オチにして貰えたら嬉しいです！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年8月8日 20時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめ | 作成日時：2015年11月1日 3時
