No9 ページ9
隆弘side
『……ねぇ、どうしたの?』
西『……アイツ、さくらの事狙ってんじゃないの?』
『まさかっ!!佐藤さんは会社の女の人からもすごい人気なんだから』
本当、相変わらず鈍感なんだから
昔からモテる彼女に何度こうしてやきもちを妬いただろう
自分の気持ちは伝える勇気はないくせに
『……こないだは、ごめんね。
せっかく心配して来てくれたのに。』
西『そんなの当たり前…』
腕の中からスルりと抜けた彼女
大好きなとびきりな笑顔を向けてくれた
『ありがとう!』
西『……だから当たり前だって言ってんでしょ//』
やっぱりさくらは俺の特別
彼女の言葉一つでこんなにも心の中が満たされるんだから
西『……さくら、好きだよ。』
『私も隆弘の事大好きだよ!』
無邪気に笑う彼女
だから俺も笑ってみせた
ねぇ、さくら
その好きはどうゆう好き?
俺の好きとはきっと違うね
さくら、好きだよ。
誰よりも君を大切に想ってる
。
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作者名:こころ | 作成日時:2020年3月29日 14時