チャラ瀬くん。〈Ren.N〉 (ページ8)

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8. ページ8

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永瀬廉はそのまま、空いてる席に座ってきた。。

なんなの…！いきなり現れて…

永｢先輩の唐揚げ頂きッ！｣ﾊﾟｸｯ

｢…あっ！！ちょっと！｣

永｢うまーい！これもッ！｣ﾊﾟｸｯ

卵焼きまで摘まれた…。

呆れて言葉が出てこない。

勇太｢あのー…急に来て何？困ってるじゃん。｣

永｢あっ､ジン先輩！サクラ先輩！A先輩とはどういう関係？｣

え…？今それ関係ないじゃん。。

『…関係ないじゃん。』

永｢…A先輩ッ！ちょっと来て？｣

ｸﾞｲｯ

｢…えっ…ちょっ…｣

急に腕を引かれた。。お弁当はもう食べ終わったけど。。

腕を引かれて、屋上を歩いている。普通に賑わってるから視線が痛い。。

そして、連れてかれた所は、空いた教室だった。

ようやく腕を離された。

私は、怒りMAXだった。

｢…もう､､なんなの！？正直言って迷惑なの…
後私､あんたみたいな不良は嫌いだから…！｣

あっ…思わず強く言っちゃった…
怖くて永瀬廉の顔が見れない。

永｢…ごめん。でも俺､先輩の事…好きになってしまったんよ。｣

｢……はぁぁぁ！！？？｣

さっきから…何言ってんの？
こんな私と、合うわけ無いじゃん。て言うか、
ただでさえ、いろいろ言われてるのに、もうこれ以上いや…。。

｢…ごめんなさい。無理です。｣

きっぱり言ってやった。

そしたら、意外な言葉が……

永｢……分かった。でもいつか絶対振り向かすから。不良…も少しづつやめる。だから､待ってて欲しい。。｣

｢……｣

そう言って、下を向き目線を合わせようとしない永瀬廉。

｢…ちなみに好きな人居るから。｣

永｢…ジン先輩やろ？｣

｢……うん､､｣

永｢…ジン先輩に負けへんから。覚悟しといて。｣

｢………｣

永｢…ほな先行くで。｣

そう言って、行ってしまった。。

…ほんとになんなの。。訳わかんない…。
私のどこに好きになる要素がある？？

さっき永瀬廉が言った言葉が離れない。。

’’絶対振り向かすから。‘‘

’’負けへんから。覚悟しといて。‘‘

その言葉が頭で駆け回る…。。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

…あっ！ヤバい…！チャイムがなった。。

私は、そんな気持ちのまま急いで教室に戻ったのであった。

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