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そうして、放課後…
今日は生徒会の集まりも無いので直ぐに帰れる。
勇太は、空手の部活があるみたいでサクラと帰ってる。
『ねぇ…あの永瀬廉と何してたの?』
「……聞いて。。」
私は打ち明けた。
『ええ!?マジで??』
「マジだよ…」
『…で、なんて言ったの?』
「…きっぱり断ったよ。好きな人いるって。。」
『そうなんだ、、で好きな人って…?』
「…勇太の事、、」
『…そう。。』
「…A?」
『…私も、、勇太が好きなんだ。。』
えっ…サクラと好きな人が被っちゃうなんて…。。
どうすればいいの…??
『……ライバルだね、、』
「…うん、、」
なんか、、気まずいや…。。
『…悪いけど、負けないからね。』
「………」
そう言って、先に行ってしまった。。
どうすることも出来ず、その場で俯く私。。
きっと、、サクラには負けちゃうかな…。。
今日…いろいろありすぎだよ、、もうウンザリ…。
?「…先輩?」
そう後ろから聞こえてきた。
もう声で分かる。
「…永瀬廉…」
永「…どぉしたん?こんな所で突っ立って。
てか、その呼び方やめろやw廉って呼んで?」
そう言い、隣で私の顔を覗いてくる…永瀬廉。
「…何も無い。。」
永「…なら何で俯いてるん?聞くで?帰ろ?」
「……」
仕方なく、一緒に帰る私。。
何故か無意識に話してる私…
永「…そうなんや。辛いな?…俺は応援してるな。」
「…えっ…」
そう言って、ちょっと俯いてる。
…永瀬廉は、意外と優しい…。。
永「…もし、あかんかったらいつでもいいで?
…待ってるから。」
「……」
永「…じゃ、また明日な。俺でよかったらいろいろ聞くから。頼れ。」
そう言い、小さく手を振り家に入った彼。
……今は、永瀬廉だけが、、私の味方…。。
今だけ、頼ってもいい……??
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作者名:りな | 作成日時:2020年1月31日 23時