9話 ページ11
「アーニャうりとばされる？」
「いい子にしてたら売らない
…どこでそんな言葉覚えてくるんだか…」
アーニャが令嬢に見えるよう、手始めに仕立て屋で採寸してもらうことになった
まずは格好からでもイーデン生に見えるようにしなければ…
女主人にメジャーを向けられるアーニャを眺めながら、机に肩肘を置いた
この後は一旦帰って、アーニャに昼飯を食わせてから病院に行くか
彼女が次にいつ精神科に訪れるのかを確かめなければ…
ついでに担当医を俺に変えときたい
「(なんとしても手続きまでには接触を＿＿＿＿＿＿)」
その時
ふわり、と店内に柔らかい風が入り込んできた
それと同時に、少し癖のある黒髪を片手で抑えながら此方へ脚を進める1人の女性
.
落ちるのは一瞬だった。
____歳の頃、俺は彼女に恋をした
出会った瞬間、そのあまりの綺麗さに息が止まって
何も言えないでいる俺に近づき、優しく笑いかけてくれた彼女に、その時始めて胸が締め付けられる感覚というものを覚えた
所謂一目惚れ
そのキラキラと光るパライバトルマリンから目が離せなかった
それから彼女を見る度に、彼女と話す度に、どうしようもなく胸の奥が熱くなって
初めて知った淡い感情は、会う回数を重ねる毎にどんどん膨らんでいった
あれから何年経ったか、会えない日数に比例して大きくなったソレが今にも弾けだしそうだった
「あらAちゃん久しぶり！今日はヨルちゃん一緒じゃないのね〜」
『お久しぶりです！今日はドレスの直しを急ぎで頼みたくて…ヨルちゃんとはまた今度来ますね！』
店主と愛想のいい笑顔で会話をする彼女から目が離せない
会話の内容なんか全く頭に入ってこず、ただ彼女の声を聞き逃さまいと必死だった
何をしている黄昏、流石に怪しまれるぞ、
頭ではそう分かっているのに身体が言うことを聞いてくれない
いつの間にか店主は店の奥に消えていて
残された彼女はチラっと俺を一瞥した
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瀬奈 - 早く続きが読みた〜い‼‼‼‼気になる！ (1月26日 23時) (
レス) id: c6462a906b (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - すみません💦 (1月5日 19時) (レス) id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - (*´ω`*)面白かったです！よかったら私の小説も見てくれないでしょうか？【d!×ヒロアカ】の『wrwrd国の幹部はヒロアカの世界に落ちる』ってやつです！ (1月5日 19時) (レス) id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - (*´ω`*)面白かったです！よかったら私の小説も見てくれないでしょうか？【d!×ヒロアカ】の『wrwrd国の幹部はヒロアカの世界に落ちるってやつです！ (1月5日 19時) (レス) id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - (*´ω`*)面白かったです！よかったら私の小説も見てくれないでしょうか？【d!×ヒロアカ】 (1月5日 19時) (レス) id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠
| 作成日時：2022年12月18日 20時
