��私達はあなたが大好き ページ3
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「Aちゃんへ。
あなたをモデルにした漫画が本人で実写化してもらえることになって、それが、あなたのいわゆる出世作になったこと、
また世間へあなたが王子様であることが広まるきっかけになったこと、
そしてあなたが「セブンティプリンス」という作品を、とても大切にしてくれたこと、どれも本当に嬉しいことでした。
作者として、一人のファンとして、あなたが大好きでした。
この言葉は、本当は直接伝えなくてはならないと思うのですが、きっとコンサートを観ている私は号泣していると思うので、ヤス君にお願いすることにします。
……ありがとう。
私達にアイドル宮野Aとして、完璧な姿を披露してくれて。
その役割を全うしてくれて。
あなたが私達を大切にしてくれた分、私達も、あなたの選択を応援しなくてはと強く感じています。
最後にもう一度。
私はAちゃんが大好きでした。
格好良くて可愛いそのギャップも、
誰にでもなれる演技力も、
澄んだ歌声も、
伸びやかなダンスも、
真面目なところもダメダメな所も、全部好きでした。
そしてこれからも大好きです。
卒業、おめでとう。星乃みちるより。」
やすすの声で伝えられる愛のメッセージは
少し震えて涙の言葉になっていました。
星乃先生が、エイター始め、メンバーの言いたい事を全部言ってくれた………。
僕も周りも皆、泣いていました。
もちろんミナも。
そして、ついに。
「本日は会場のエイター、それにライブビューイングのエイターもほんまに観に来てくれてありがとう！
えっと、私からメンバーと皆さんへ今日はラブレターを書いてきました。
聞いてください。
『まずは、エイトの皆へ。
初めて皆に会った時、私は8歳。
何にも知らない子供でした。
事務所に入って、Jrになったのはいいけれど、嫌われて無視されて、何度も辞めようと思いました。
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2019年3月26日 23時
