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*8ー6 ページ9

「…つまりは忠告って事?」

あれから、なんとか彼を落ち着け
所属と階級などを伏せ説明した

「まあな!
それにしてもマジで新一だったとは予想外だぜ?」

知っていたくせに飄々とに給う葉宮の演技に舌を巻いた
やはり先輩なのだから技術量が違うらしい

「じ、じゃあ!なんでジンの事知ってるんだよ!」

焦って言う彼に私は備え付けられているデスクから紙を見せる

「国際指名手配犯、通称ジン
本名かはわからないけど名義は黒澤陣
先日トロピカルランドで目撃証言が出たらしいの。そこで一番近いここに警戒要請が来たのよ」

画質の悪い写真が印刷されている手配書を見せると
すっかりトラウマなのか新一は顔を青くさせた

「それに、蘭ちゃんから貴方がいなくなったって言われてね
ちゃんとメールくらい入れてあげなさい」
「……」
「い、い、わ、ね?」
「…はい」


本当に渋々と言った感じで携帯をいじり始めた新一
これでしばらくは蘭も落ち着くだろう

「それよか新一」
「「今はコナン」」
「…クソガキは学校大丈夫なのかよ?」

葉宮の言い方に2人で突っ込むと彼は微妙な顔をしてから言い直した
相当コナンと呼びたくないらしい

「あー、博士がなんとかしてくれるって言ってた
帝丹小学校に逆戻りだぜ」

心底面倒臭そうに言うコナンに葉宮とコンタクトを取る
葉宮は心底楽しそうな表情を一瞬見せてから元の表情に戻る

「へぇ、高校生が小2ってきつくねぇ?
ご苦労様なこって」
「バーロー、小1だ。」
「え、6歳なのお前。うわぁ、もう水たまりに突っ込むんじゃねぇぞ?」
「いつの話だよ!」
「てか、教材とか揃えんの大変じゃね?支援してやろうか?」
「いらねぇよ。博士が準備してくれんだ、心配いらねぇ」
「…博士何者だよw」

雑談の中で着実に情報を拾っていく
私はさっき銃口を向けたので多少なりとも警戒されているだろう
そのため、葉宮が着々と情報を引き出す役にしたのだ

因みに私は割れた茶飲みを片付けている

ピロリン
と電子音が響いた
確認すると蘭だった
内容は迎えに行くと言う連絡だった

「コナン君、蘭ちゃんが向かいにくるそうよ。
準備しなさい」
「…おう」
「おいおい、クソガキ。
そこは「はーい!お姉さん!」だろ?」
「うるせぇ!」

新一が叫んだ直後扉が開いた

*8ー7→←*8ー5



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わたしの聖域[my sanctuary ](プロフ) - 大好きです!更新再開を待ってます!!! (2021年12月15日 20時) (レス) id: 929f7c31cb (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです! (2021年8月27日 12時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 素敵な作品ですね!!!更新再開はあるのでしょうか?楽しみにしてます!頑張って下さい! (2021年7月8日 17時) (レス) id: a2b06cd108 (このIDを非表示/違反報告)
くるクラ(プロフ) - かやめちゃんさん» コメントありがとうございます!楽しいと言っていただけるととても嬉しいです!ありがとうございます!! (2019年6月26日 16時) (レス) id: 7e8dc5ebed (このIDを非表示/違反報告)
かやめちゃん(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく読ませていただいてます。これからも頑張って下さい! (2019年6月26日 0時) (レス) id: 5b17205ac0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くるクラ | 作成日時:2019年6月7日 15時

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