第弐話 ページ6
Aside
理解するのに時間がかかったが、理解出来た。
私は鬼殺隊で戦死して、転生した。
この世界は世界総人口の約8割が超常能力“個性”を持つに至った超人社会である。ことが分かった。
澪「A、そろそろ個性が発現するのかしら。」
『早く個性が出るといいな〜』
前世の記憶がある私にとっては全力で4歳児を演じるのは正直きつい。
(『個性、前世と同じ全集中の呼吸がいいな。』)
ある日、母は私を連れて病院に連れていった。
体調が悪い訳ではなく、いつまもで個性が発現しないからだ。
医者「彼女の個性は珍しいです。」
澪「珍しいとは？」
医者「著しく増強させた心肺により、一度に大量の酸素を血中に取り込むことで、瞬間的に身体能力を大幅に上昇させる特殊な呼吸法。の個性です。」
(『よっしゃ！全集中の呼吸だ。』)
澪「分かりました。ありがとうございます。」
私とお母さんは病院を出て、家に帰った。
霧都「個性なんだったんだ。」
『呼吸法の個性だった。今日から個性の訓練頑張るから、訓練場に籠るね。』
霧都「頑張れよ。」
『うん！』
私の家は大きな日本家屋で、中庭があり、離れに訓練場がある。
私は袴に着替えて、その訓練場に来た。
訓練場の真ん中に的となるものを置いた。
『個性が全集中の呼吸なら、氷の呼吸が使えるか。』
私は木刀を構えた。
『氷の呼吸 壱之型 雨氷柱』
的に向かって、突いた。
『やっぱ、的が壊れた。ただ、氷の呼吸が使える。ってことは炎の呼吸も使えるか。』
それから私は稽古に励んだ。
小学校に上がり、6年生になったある日。
澪「A、話したいことがあるから居間に来てくれる？」
『分かった。片付けしてから行くから、時間が多少かかる。』
澪「先に行ってるね。」
『はい。』
お母さんは訓練場を去っていった。
『話ってなんなんだろ。』
稽古でかいた汗を拭いて、居間に向かった。
『お母さん、お父さん。話って何？』
霧都「A、そこに座って。」
『はい。』
私はお父さんの向かい側に座った。
霧都「A、俺と母さんは海外に転勤しないといけない。
それでAも一緒に行かないか。」
『私はここに残ります。』
澪「そうか。分かった。Aはヒーローになりたいんでしょ。」
『うん。だから頑張る。』
霧都「じゃあ、頑張れよ。」
『はい！』
両親は会社の都合で海外に転勤して行った。
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人形師(プロフ) - 面白いです！続きが気になります。 (2020年1月22日 8時) (
レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
寝不足猫ﾁｬﾝ(プロフ) - とても面白くて、好きです！更新頑張ってください！！応援しております！！ (2020年1月20日 3時) (レス) id: 4170bbe3e6 (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 更新 頑張ってください！応援しています (2019年10月1日 16時) (レス) id: 0eee536beb (このIDを非表示/違反報告)
麻里 - 更新、頑張って下さい。たのしみにしてます。 (2019年9月14日 13時) (レス) id: c144890f71 (このIDを非表示/違反報告)
sortea - すごく面白かったです。更新楽しみに待ってます！ (2019年9月13日 7時) (レス) id: 663d9c3cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜胆 | 作成日時：2019年8月4日 11時
