天然パーマに悪い奴はいない ページ2
___「侍の国」
僕らの国がそう呼ばれていたのは今は昔の話。
かつて侍達が仰ぎ夢を馳せた江戸の空には
今は異郷の船が飛び交う。
かつて侍達が肩で風を切り歩いた街には、
今は異人がふんぞり返り歩く。___
???「だからバカ!!」
???「おめっ…違っ…!!!」
???「それじゃねーよ!!!」
???「そこだよそこ!!!」
???「おめっ今どきレジ打ちなんてチンパンジーでも出来るよ!!!」
???「オメー人間じゃん!!」
???「一年も勤めてんじゃん!!」
???「何で出来ねーんだよ!!!」
こんなにもバイト先のファミレスの店長に怒鳴られている僕は志村新八。
新「す、すみません…」
新「剣術しかやってこなかったものですから…」
そう言うと…
店長「てめェェェ!!」
店長「まだ剣ひきずってんのかァ!!!」
と殴られる。
店長「侍も剣ももうとっくに滅んだんだよ!!!」
店長「それをいつまで侍気取りですかテメーは!!!あぁん!?」
???「おいおいその辺にしておけ店長。」
そう言って店長の言葉を遮り、
虎が人間の服を着ているような風貌をした
"天人"が僕に話しかけた。
天1「おい少年!」
天1「レジはいいから牛乳頼む。」
新「あ、ヘイただいま!!」
と言ってその場を離れ厨房に牛乳を入れに行く。
店長「旦那ァ 甘やかしてもらっちゃ困りまさァ」
その天人に言う店長。
天1「いやぁ 最近の侍を見るとなんだか哀れでなァ」
天1「廃刀令で刀を奪われるわ職を失うわ」
天1「ハローワークは失業した浪人で溢れてるらしいな」
天1「我々が地球に来たばかりの頃はことある
天1「侍達がつっかかってきたもんだが」
僕は牛乳を入れ終えて
天1「こうなると喧嘩友達なくしたようで寂しくてな。」
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作者名:Rimy | 作成日時:2024年2月23日 18時