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上司と部下【 志麻 】 ページ8

家に帰ってぼーっとしていると、バッグの中に入っていた携帯が着信を知らせた。

志麻さんからだった。

「ピッはいもしもし?」

志『あっA〜?志麻やけど』

「そんなの分かってますよwどうしたんですか?」

今、私はにやけそうになるのを必死で堪えながら
平然を装って電話している。

そう、私は志麻さんのことが好きだ。

だけど、この好意が伝わることはない。

だって、上司と部下だから。

ずっとこの想いを心の奥に閉じ込めるんだ。

志『今家帰るとこやねん。で、なんか急にAの声が聞きたくなってな?』

「そっそうなんですか」

志『こんな時間にごめんな〜彼氏おるやろ?
邪魔してない?』

「志麻さん私彼氏いませんからw」

志『...え?そうなん?』

なんか驚いてる...?声が変わった気がした。

「はい。」

志『好きな人はおるやろ?』

好きな人から聞かれた。

どうしよう、ここであなたですって言えば。

でも、それで関係が壊れたら...

「...います」

志『誰ー?』

言えない。絶対言えない。

「それはいえませんw」

志『そこをなんとか!お願い!』

「だめですー諦めてくださいー」

志『むー...わかった諦めるわ。おやすみー』

「はい。おやすみなさい」

ピッと電話を切った。

「...鈍感」

こんなに好意丸出しで喋ってるのになんで気づかないんだろう。

そこがまた好きなんだけど...ね?

入社した時に一目惚れして、
それから2年間、ずーっと片想いしてた。

でも、両想いは望んだことなかった。

見てるだけで、幸せなの。

電話、凄い嬉しかったよ。

そんな気持ちはあなたに届くはずもなく、
私は夕食の準備を始めた。

無自覚【 志麻 】→←爆弾発言【 センラ 】



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ほなの*@駄作者なりにがんばる(プロフ) - あほのたぬきさん» よかったです!リクエスト、ありがとうございました! (2017年9月21日 19時) (レス) id: dbc60930cc (このIDを非表示/違反報告)
あほのたぬき - ほなの*@駄作者なりにがんばるさん» マジかぁ、なんだあのツンデレ、最高じゃん、ありがとです! (2017年9月21日 19時) (レス) id: 7200a4cd45 (このIDを非表示/違反報告)
ほなの*@駄作者なりにがんばる(プロフ) - あほのたぬきさん» リクエストのツンデレうらたん書きました!あんな感じでいいですかね…?? (2017年9月21日 18時) (レス) id: dbc60930cc (このIDを非表示/違反報告)
一期一会。with:LS(プロフ) - あほのたぬきさん» リクエストありがとうございますー!参加者達で話し合い、書こうということになったので是非書かせてもらいます〜!遅くなったりする場合もあるのでご了承ください… (2017年9月20日 22時) (レス) id: 17d69a9a38 (このIDを非表示/違反報告)
あほのたぬき - さかたんリクで幼馴染とうらたんのツンデレとまーしぃの構ってとセンラくんの料理がみたいです!あ、別に絶対じゃないです! (2017年9月20日 20時) (レス) id: 7200a4cd45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほなの*×あやか×一期一会。×四ツ谷 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/musou/  
作成日時:2017年9月19日 23時

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