エピソード6【お人好し過ぎだから】 ページ7
なんて言われる？
気味悪がられる？
それとも、精神科にでも行かせる？
なんて、考えていた。
「....迷子...ですか？」
「は？いや、えっ、は？」
言っている意味が分からない。
どうゆうことだろうか。これは。
迷子？いやありえないだろ。
「迷子じゃなくて、家出です...」
「...もしかして、行く宛がないんですか？」
.....なんだこの人。
妙になんだか心配されているような....。
そもそも、なんかお人好し過ぎじゃね？
「なぁ、クロ。コイツ、悪そうな奴じゃないし、良いだろ？」
「真昼....普通こんな夜に公園にいる奴がいい奴とは限んねーだろ....」
何やら言い合っているようだ....。
....真昼...真昼？
「城田...真昼？」
「え？」
うわっ、やべ。
つい言葉に出しちゃった。
まぁ、良いか。
「....城田真昼だよね？同じ高校生の」
通りで、見たことがあるような気がしたんだよね。
「そうですけど..」
「何故、敬語」
でも、声を掛けられたのが城田くんで良かった。
あの天使ちゃんだったら....
「あれ？Aじゃねーっスか？」
「うわぁぁぁ！！！！！」
後ろから急に声を掛けられて私は思わず、叫んでしまう。
なんて、近所迷惑なんだ。
リ...リヒトさん！？！？....じゃないな。
「はっ、、ハイド！！」
思わず後ろを振り返り、私は睨みつける。
「おお、名前を覚えてくれたんスね！」
そうゆうことじゃないだろ！？
「....はぁ...」
なんか最近、疲れるのは何故だろう。
エピソード6.5【お礼なんか言ったことないから】→←エピソード5【問うもの、問われるもの】
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