粗大ゴミ（新宿で情報屋をしている折原臨也）を家の前に捨てるのはやめてください。

１０、ゴミ箱は元の場所に ページ10

Aside






あの睡眠薬事件から一週間あまりが経ち、

私の生活は穏やかなものに戻りつつあった。




あれから臨也さんとは関わってないし、

電話も一切こない。


あぁ、平和だ...









この平和がずっと続けば良いのに...




まぁ、そんなのは大抵直ぐに壊されてしまう。









そう、私の前にこの男が現われた瞬間から...




臨「やあ、一週間ぶりだね＾＾」

あ「えぇ、そうですね、私は会いたくなかったです。」



はぁ...終わった..私の平和....






あ「で、なにしてるんですか？」


臨「今日は趣味で来ててね＾＾」




あ「また、悪趣味なことやってるんですね」






はぁ...



そしてそれは私の前に突如として現われた。









ガンッ

いきなりコンビニのゴミ箱が飛んできて臨也さんに直撃した。



私はコンビニのゴミ箱が飛んで来た方を見た。

そこにいたのは



？「い〜ざ〜や〜く〜んよぉお”

池袋には二度と来んなって言わなかったっけか？あぁ”？」






金髪で長身長のバーテンさんだった。









臨「し、シズちゃん...

君が働いてるのは西口の方じゃなかったっけ...」


？「あぁ”？そんなもんとっくにクビになってるっつーのッ」




あ「...」

ガガガッ...



臨「ッ！？

ちょっ、Aちゃん？なにしてんの？」


？「あぁ”？」



あ「なにって、コンビニのゴミ箱戻さないと、

ゴミをどこに捨てるんですかッ」



臨「え...気にするところそこ？

ゴミ箱が飛んで来た理由についてはどうでもいい感じ？」





あ「そんなこと言ってないで手伝ってください。

そこで突っ立ってるバーテンさんも、あなたが投げたんでしょう」


？「お...おう...」









それからゴミ箱を戻し、

周りを見回しても臨也さんの姿はなかったので、

帰ろうとしていると、


？「おい、待て」

あ「なんですか？」



バーテンさんに呼び止められてしまった。







逃げ足の速い奴め...どうしてくれるんだ..

こんな面倒臭そうな人と二人にするなんて..

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