非日常の亀裂 (ページ11)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:7,946 hit

飲み過ぎです。ページ11

あ「あの・・・、折原さん、

少々飲み過ぎではないですか？」

折「？

大丈夫だよ。このくらい、寄ってるうち入んないよっ」

あのあと、

折原さんがワインやら、日本酒やら、を出して来て飲み始めた。

そして、あれよあれよという間に

もう、そこらへんには空の瓶が散乱していた。

それにしても、

折原さん、酔っても顔にでないんだな・・・

あ「はぁ、まあいいや、

私もうそろそろ帰りますね。」

私はそういって玄関に向かおうとした。

けど、

グイッ

腕を思いっきり引っ張られ

態勢を崩した私は折原さんの上にそのまま倒れ込んだのだ。

あ「あの・・・・・、なにしてるんですか？」

折「・・・め」

あ「え？」

折「だめ、今日君、俺との約束破って

静ちゃんと喫茶店にいたよね。」

あ「それは、でもちゃんと、こうやって来て、

夕食まで作りました。それに昨日だって家にきたじゃないですか。」

折「それは、それ、これは、これ

約束を破った罰として、

今日はこのまま泊っていってもらうから」

あ「はぁ？そんなの嫌ですよ；

てゆうか、折原さん、結構酔ってますよね。

離して下さいっ！」

折「ダ～メ」

ギュッ

折原さんの匂いが鼻腔をくすぐる。

腰に腕が回されて、

折原さんの体温を感じる。

あ「あの////離して・・・くださぃ・・・

んっ・・・ッ・・・」

ん？

私、今、なにされてる？

えっ？

えっ？

えぇぇぇぇえええええええええ！！！！！

キッ、キスされて・・・

折原さんの唇の感触を感じる。

部屋に生々しい音が響く

あ「ふぅ・・・んっ、

はぁ・・・ん？ッ・・・」

クチュッ

息継ぎをしようと口をあけると

そこに遠慮なく折原さんの舌が滑りこんでぐる。

逃げ惑う私の舌に絡ませて、歯列をなぞる。

頭がどっかに飛んで行きそうだった。

折「・・・すぅ」

はぁ、寝落ちですか・・・。

あの、重いですが・・・。

あ「仕方ないですね・・・全く・・・」

私は折原さんの脇を持ってそのまま下半身を引き摺りながら部屋に運んだ。

あ「思ったよりも、重い…」

細いからそこまでではないと思ったけど

意外と重かった・・・。

あ「はぁ、」

やっとの思いでベットの上に寝かせるとまた、

腕を思いっきり引っ張られた。

グイッ

はぁ、またですか・・・

私はまたしても、そのまま態勢を崩し、折原さんの上に倒れ込む。