十で天才、十五で悪童、二十過ぎても・・・・・

Case１０ ページ10

真side



真「山田さん、どれか乗りたいものってありますか？」

あ「え、あぁ...あんまり絶叫系じゃないものなら..」


男2「へぇ、Aちゃん絶叫系苦手なんだぁ、

じゃあ、観覧車でも乗る？」


真「観覧車は最後の方がいいみたいですよ＾＾

ここの遊園地の観覧車から見る夜景は綺麗みたいですから＾＾」


あ「そうなんだ、花宮君来たことあるの？」

真「いえ、友達が言ってたんです。」


男2「へ..へぇ...真くんよく知ってるねぇ...」

あ「ねぇ、お腹空かない？

私まだお昼食べてなくて」


真「そうですね、じゃあ、園内のフードコートに行きましょうか」





とりあえず、主導権はこっちだ。

てめぇの出る幕はねぇよッ

チャラ男くん？

こっちは歳の差あるから必死なんだよックソがッ








あ「ん、美味し」

男2「それ美味しーの？

俺にも一口ちょうだーい」


あ「え..でも、私口付けてるし...」

男2「えー、Aちゃんのだから俺全然気にしないよー」



あ「えっと....」

真「俺、同じの頼んだんで、俺のでよければどうぞ＾＾」




させるかよッ









それから色々と妨害し、そろそろ邪魔になったので、

終盤に差し掛かっていた。





彼女がトイレに言ってる間にかたつけるか...


男2「ねぇ、真くんだっけ？

君さぁ、さっきからウザいんだけど？」


真「あ、すいません僕そう言うの疎くて....







なんて言う訳ねぇだろっバァカッ


ふはっ、そりゃこっちのセリフだわッ」

男2「ッ！君って...

そういうタイプの子だったのか...」

真「アンタは見たまんまのチャラくてアホみてぇな野郎だなッｗｗ」


男2「あぁ？」

グイッ

真「なんですかッいきなり...」

男2「黙って聞いてればッ

てめぇ好い加減にしろよッ」



あ「ちょっ...なにやってるのッ」

男2「ハッ...」


あ「高校生相手に何やってるんですかッ

放して上げてくださいッ」


真「あ、山田さん...すいません。

僕が空気読めなかったから....」






ハッ、これが俺のよく昔子供の頃使ってた、


年下っぽい感じを醸し出しつつ、

相手のことをさもかばってるように落し得れる。



ふはっ、ザマァｗｗｗ









あ「はぁ、私帰ります。」

真「じゃあ、僕送って行きますよ。








なんて...観覧車乗って行きませんか？」

あ「え...」

真「せっかくですし、ここの夜景見てみたいし、駄目ですか？」



あ「いや...いいよ、行こうか」

Case１１→←Case９

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す