十で天才、十五で悪童、二十過ぎても・・・・・

Case９ ページ9

真side


日曜日、家に大学生の従兄弟が来た。

しょっちゅう来てる訳じゃないが、

たまにフラっと来て、

その度俺を家から連れ出そうとする。



チッ、せっかくネトゲやってたのにっ

邪魔ずんじゃねーよッ



従兄弟「ねぇねぇ、いいじゃんどっか行こうよっ」

真「日曜日に家に来るとか友達いねぇのかよっ」

従「いいじゃん、

どうせ根暗にネトゲとかやってるんでしょ？

家にこもってないで外でよ、外！」





と、なんだかんだ理由つけて

結局外に連れ出された.....








そして、連れて来られたのが....


女1「へぇ、真くんって言うんだぁ、

可愛いーまだ高校生なのぉ？」


うぜぇ....

女2「でも、かっこいいねー」

化粧濃っ、香水匂いきっつ....

あんまくっつくんじゃねぇよっ


従「真、あと一人だからちょっと待って^ ^」

真「ボソッ)合コンなんて聞いてねぇぞッ

後で覚えとけよッバァカ」

従「まぁまぁ、真の好きそうな子今から来るからっ」




で、

あ「ご、ごめん」



はぁ？....なんでいんだよッ


真「ボソッ)おい、なんでこいついんだよッ」

従「真の知り合いなの？

写真見せてもらったんだけど、

真好みだなぁって思ってたんだけど...

そっかぁ、もうお前のお手つきか、」


真「まだ手ぇつけてねぇよッ

ていうか、これ美大の合コンか？」


従「そうだよ、美穂ちゃんっていう

真のおてつきの子の友達が

この合コンセッティングしてくれたんだぁ」



はぁ、マジかよッ

真「ボソッ)あんま余計なこと言うんじゃねぇぞッ

山田さんの前じゃ猫被ってんだ。」


従「山田ちゃんって言うの？」

真「ボソッ)うっせぇ」









そして、遊園地のグループ分けで、


従「真は山田ちゃんとね^ ^」

真「えっと...僕でよければ^ ^」



こいつと手ぇ組んだ。

うちの家系外面だけはいいからな、

まぁ、山田さんと遊園地回れると思えば

チャンスだな、


問題は......




男2「えー、俺Aちゃんとがいいなぁ」

こいつだッ


てめぇ気安く触んじゃねぇよッ


あ「え....あぁ...でも」

真「じゃあ三人で回りましょうか^ ^」


絶てぇ持ち帰りできると思うなよッ

このチャラ男がッ




俺を誰だと思ってんだっ

先に目付けたのは俺だッ









さて、俺の手の中で愉快に踊って貰おうか、

チャラ男くん？^言^

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