041話 ページ42
里見「5人のうち1人は俺でいい。……これが正しいことだなんて思ってない
でも、これは俺がまいた種だっ、俺は!ここに居る誰よりも責任を取らなきゃいけねぇ!!償わなきゃいけねぇ!」
真壁「里見……」
柊「いいだろう。残るは4人だ
瀬尾雄大!!
堀部瑠奈!!
西崎颯真ー!!
結城美咲!!」
郡司≪柊!馬鹿な真似はやめろ!お前のやってることは矛盾している!≫
柊「矛盾?なにがですか!!」
郡司≪お前はただ!殺された景山澪奈の復習がしたいだけだ!≫
『違うよ、刑事さん』
茅野「え?A?」
私の言葉はさくらにしか聞こえてない。
私はさくらにアイコンタクトで“また今度いう”と伝え
それ以上は何も言わなかった。
郡司≪それこそ負の感情以外の何物でもない!!≫
柊「それは、まだ刑事さんに全貌が見えてないからですよ!!いつか、生徒たちは分かってくれるはずです!」
郡司≪ふざけるな!!≫
教室の外に出て、さっき名前を呼んだ5人を誘導する。
真正面から拳銃で脅されてる以上、逆らうことが出来ない里見君以外の4人は
「いやだ!いやだ!」「死にたくない!!」といいながらも美術室へ移動していく。
『里見君』
里見「なんだよ、藤枝」
『目つき、変わったね。カッコ良かったよ』
里見「なんだよ、いきなり気持ちわりぃなぁ……今まで部外者呼ばわりして悪かった」
「お前は生きろよ」と言って美術室へ向かった。
きっと、今の彼なら先生の出したたとえ話の少女が誰なのか分かったんだろうと思う。
推測でしかないけどね。
その後、美術室から聞こえた爆発音に全員が耳を塞いだ。
甲斐君たちは鍵のかかった美術室へと走っていく。
絶対、先生は殺してない。
私は怯えるさくらの背中を
“怯えたふり”をしながらさすった。
きっと、中尾君が先生をサポートしてくれているだろう。
柊≪刑事さん、あなたのせいで5人が犠牲になりました。あなたが抱いているのは怒りですか?絶望ですか?≫
機械のような語り方で放送をする先生。
きっと郡司さんが抱いている感情は
郡司≪きまってんじゃねぇか!希望だよ!≫
『希望だ』
郡司≪こんなクソみたいな犯罪が2度と起こらねぇように!必ずお前に手錠かけてやる!それが俺にとっての、明日を生きる活力だ!!≫
私は、動きやすいようにと先生からもらっていた美術準備室に仕掛けられた盗聴器から
郡司さんと先生のやり取りを聞いていた。
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唯颯(プロフ) - LOVEさん» 私の誤字だと思います。ご指摘ありがとうございます。 (2021年2月17日 16時) (レス) id: f647fc3f6b (このIDを非表示/違反報告)
LOVE - 29話の「教師と先生」って一緒ですよね? (2021年2月17日 12時) (レス) id: ebb56eccf7 (このIDを非表示/違反報告)
唯颯(プロフ) - 柊一颯LOVEさん» いえ、大丈夫ですよ。こちらこそ、申し訳ありませんでした。 (2020年1月22日 20時) (レス) id: 40f3f22d26 (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - 唯颯さん» 唯颯さんと涼紅さんと同じ人物の人に酷いコメントを書いてしまってすみませんでした私は唯颯さんと涼紅さんと同じ人物の人に酷いコメントを書いてしまった事を物凄く深く反省をしています本当に申し訳ございませんでした(T△T) (2020年1月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - 唯颯さん» 私は貴女涼紅さんと唯颯同じ人物の人だと分かっていたけど信じられません(怒)貴女唯颯はご迷惑お掛けしましたと思っているんですか(怒)私は貴女涼紅さんと唯颯同じ人物の人でもいい迷惑でした(怒) (2020年1月16日 18時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯颯 | 作成日時:2020年1月10日 14時