無気力チートが3人 ページ5
俺が目を覚ましたらもうそこは俺の部屋では無かった。
いや、正しくは櫻田家の部屋では無かった。
城の中の俺の部屋だった。
やっぱり高熱を出していたか。
俺は瞬時にそう思った。
執事｢起きましたか？お加減はどうですか？｣
｢最初に起きたよりは少しマシになりました。今何時かわかりますか？｣
執事｢只今12:45です。お昼ご飯は入りますか？｣
｢ではお粥を少々貰えますか？｣
執事｢かしこまりました。殿下もお呼びしてきます｣
｢分かりました｣
俺は寝ようかと思ったが、起きてそのまま待った。
ガチャ
執事の人が去ってから十数分たった頃に父さんが来た。
｢父さん。やっぱり前兆？｣
総｢もしかしたらな。39.2℃だったぞ。大丈夫か？｣
｢朝よりはマシかな。朝は少し喋るだけで精一杯だったから｣
総｢そうか。それは良かった。熱が引いたら隔離されるが。大丈夫か？｣
｢いつもの事だし大丈夫｣
総｢そうか。あまり無理はするなよ｣
｢うん｣
コンコンコンコン
執事｢昼食をお持ちしました。入ってもよろしいでしょうか｣
｢いいよね？｣
総｢ああ。入っていいぞ｣
執事｢失礼致します。卵粥になります。後で回収に来るので食べきれない分はそのままこの台に載せておいて下さい。ではこれで。失礼しました｣
執事がこのとても広い部屋から出た。
櫻田家の部屋の何倍あるかなんて分からないぐらいに広い。
このだだっ広い部屋に父さんとまた二人になった。
｢父さん。ちょっと起き上がるの手伝ってくれない？｣
総｢このベットはリモコンで上半身を起き上がれるぞ｣
｢じゃあリモコンで操作してくれない？｣
総｢おう。いいぞ｣
ウィーーーーーン
お？丁度いいところで止まった！
凄いな。
総｢これぐらいか？｣
｢うん。丁度いい。ありがとう｣
総｢今東雲を呼んでやるから食べさせてもらえ。強制な｣
｢えﾞっ！わ、分かった。東雲さんならいいやあと、相談があるんだけど東雲さんに呼んでもらうから起きてたら聞いてくれる？｣
総｢おう！分かった！じゃあまた後でな｣
父さんは仕事に戻った。
その後すぐに東雲さんが来てご飯を食べ終わった。
東｢去年より食べれて良かったですね。私も安心しました｣
｢うん。去年より辛くないから｣
東｢それは良かったです。殿下を呼んできますね｣
｢父さんに伝えてくれる？寝るから夕方に来てって。お願いね｣
東｢かしこまりました。｣
東雲が出たところで俺は寝た
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