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無気力チートが2人 ページ4

修side

うち家の朝は戦争だ。

なんせ大人数だからだ。

まぁ俺は少し早く起きているが。

準備が粗方終わった頃に兄さんの声が頭に響いた


「修。今大丈夫?」

修「うぉっ!びっくりした。兄さんか。どうした?」


本当にびっくりした。

一息ついたところで兄さんの声が頭に響いたのだから。


「多分今高熱出してて、ちょっと父さんを呼んでほしいんだけど。前兆だったら不味いだろ?」

修「まじか。大丈夫?急いで父さんを呼ぶわ。」


38.6℃以上だったらほぼ確定だな。


「あまり大丈夫じゃないけどありがとう。助かる」


兄さんそう言ってから思想伝達が切れた。

急いで父さんのところに行かなくては。

俺は急いでリビングの扉を開いた。


葵「どうしたの修くん?!」

総「どうした?そんなに慌てて?」

修「兄さんがもしかしたら高熱を出したかもって俺に思想伝達で伝えて来て!それで父さんを呼んでくれって言われたから!それでっ!!」


うまく伝わったかはわからない。

けれどそれより優先すべきは兄さんだ。

これは何があっても譲れない。


葵「もしかして!?」

総「そのもしかしてかもな。とりあえず落ち着け。五月さん。もしかしたら先に迎えが来るかもしれないのでもしきたら伝えてください」

五「分かったわ。伝えとくから急いで優のところに行ってきてどういう状態か伝えてくださいね」

総「分かってます」


父さんはそれだけ言って優の部屋に向かった。もし前兆だとしたら隔離されて一週間は帰ってこないだろうな。

ここ櫻田家は優の事が好きで溺愛している。

もちろん俺や母さん、父さんも例外ではない。


岬「修兄!!遥から聞いたんだけど優兄が体調を崩す確率が97%だったんだけど優兄は!!」


遥の確率は凄いな。


修「遥の確率通りだ。熱出してる」

岬・茜「えぇ!?」

修「茜···いつの間に現れたんだ···?」

茜「それより!優くんが熱って大丈夫なの!?」

修「今父さんが様子を見に行ってる。もしかしたら数日で城に行ってそこから一週間会えなくなるかもしれないな」

奏「い、一週間!?なんで修ちゃんそんなに落ち着いてるの!?だって一週間よ!!」

修「そんなこと言われてもなぁ(汗)」


何故か父さんが見に行ったら落ち着いたから叫ばれてんさはふ。


葵「さっきまで凄い動揺してたわよ?ここのドアはすごい勢いで開けたもの」(`;」


流石に恥ずかしい。

俺達は優の事が気になったまま学校へ行った。

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作者名:霧崎 朔 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年6月21日 7時

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