時に妄想、時に運命。《Satoshi.O》 (ページ11)

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誰もいないドームページ11

案内され出たのはアリーナでさっき私がいた場所

A「お客さんいないとこんなに広いんだ…」

警備員「声も結構響きますね笑」

A「なんかすっごい歌いたい気分です、こんなに響くなら歌上手くなりそう笑」

警備員「ははっ、確かに笑さぁ、携帯を探しに行きましょう。席の場所覚えてます？」

A「もちろん！」

警備員さんと話しながら自分の席に行くと

A「あれ？ない…なんで？」

警備員「ありませんか!?携帯どこ示してます？」

そう言われお兄ちゃんの携帯を見てみると

A「あ！移動してる…ほら！」

警備員「誰かが見つけて拾ってくれたんですかね…ちょっと無線飛ばして聞いてみます」

私は話が終わるのを待ってると警備員さんの顔が変わった

警備員「誰も拾ってないみたいです…」

A「え!?でもそんな筈ない！」

そう言ってお兄ちゃんの携帯の画面を見ると

A「あ、止まってる。どこだろう」

警備員「でも動いてるなら僕達以外誰もいないから分かりますよね…あ、もしかして…」

警備員さんはそう言って私はその続きを待ってると

警備員「地下かもしれません」

え……地下？