【文スト】重力使いの初恋物語

#27大きくなる嫉妬 ページ27

中也side
車に向かっていると後ろから声がした


敵がまだ生きてんのかと思って振り返るとさっきまでいなかった奴が立ってた。


多分同い歳だ。
身長が無駄に高いのが癪に障る。


中原｢手前何者だ。｣


桜雅｢僕の名前は桜雅 凛斗(さくらが りんと)。結城家の次期首領だよ。以後お見知りおきを。｣


聞いた事ねぇ名前だ。
結城家の次期首領…。てことはAの婚約者がこいつか？


くそ、なんかすげぇ腹立つ。
丁寧に一礼する所も。胡散臭い笑顔も全てが腹立つ。


気がつくと彼奴がAの目の前にいた。


何っ！？
瞬間移動したのか？此奴異能力者か？


桜雅｢次会う時は異能力者同士の戦いになるだろう。必ず我々が勝手君を取り戻すよ。僕のプリンセス｣


そう言うとAの手に触れ更には口付けやがった。


巫山戯んな。やめろ。
此奴は太宰がAに触るよりも腹立つ。


俺は触らせないようにAを背中に隠し威嚇するような目で相手を見た


中原｢手前ぇ。｣


桜雅｢おや、嫉妬かい？ふふっ、分かるよ彼女美人だからね。まぁいい。もう少し君達を自由にさせるよ。その方が悲しみは大きくなるからね。｣


訳の分からないことほざいてろ。
お前なんかにAは渡すもんか。

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