【銀魂】あいつらの...

たくさん知っている奴ほど重大なことは知らない ページ35

同時刻


総悟side



銀「で？なんのようだよ 総一郎くん」




総「総悟です」




俺が今いるのは万事屋





今日の俺の仕事は見回りのみ。




まあ、そんな仕事を俺が真面目にやるわけがねぇ




今日は屯所を出てからここに直行してきた





銀「いっとくが俺はテメーらの依頼なんか受けねーよ？俺、テメーら嫌いだし」




とかなんとかガキみてーなことを言いながらも茶を出してくる万事屋の旦那




旦那"も"謎が多いねぃ




総「違いまさぁ旦那。今日きたのは「どーせAのことだろ？」...ワースゲーや旦那」


俺の向かえにあるソファにどかっと座り、
興味無さそうに見透かしたことを言う旦那に棒読みで拍手を送ってやる




銀「なんも嬉しくねーよ。つーかテメー見てれば何となくわかるわ。」



お前えらくAのやつになついてるもんな

という旦那



「本当に旦那は変なとこに鋭いですねぃ」




実際そうだった



俺はA姉について知るために仕事をサボってここに来た



え？いつもサボってる？



働いたらまけでぃ



一応まだ俺未成年だし許されまさぁ
　(良い子はこんなこと考えないように！！)





銀「知りたいつっても何が聞きたいんだよ。今は俺よりもテメーの方がAについて知ってんだろ？」




「確かにそうでさぁ。けど、俺は昔の俺と会う前のA姉を知りやしやせん



別にA姉の全部が知りたい訳じゃありやせん。A姉にも隠したい事の一つや二つあるでしょうよ」




正直、A姉のことならけっこう知っている。


まだガキだった頃、俺はA姉にべったりだった



そりゃもう、姉上なんかも俺が珍しく人になついて驚いていたくれぇに



銀「んじゃ何が知りたいってんだよ」



気だるげに、そう言う旦那に俺は率直に言った




総「A姉は...あの人は何を見てるんですかぃ？」






銀「は？」

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