12話 ページ14
サスケの呪印を解いて数日後。
突然現れたうちは一族の美女に待機室は、浮き足立っている男性の忍が、用も無いのに顔を出すようになり、うちはイタチについても火影をはじめとするカカシやシズネ、Aの説得により、他の忍達は理解を示し始めていた。
「火遁 豪火球の術!!」
『まだまだ弱いな。』
「なっ!?!?くそっ。千鳥!!!」
『おぉー。カカシさんに教わったの?その術!』
「ちぃっ。教えねぇよ!!!!」
『な!?さ、サスケちゃん!?え!?私の弟子だよね!?』
呪印が解けた翌日にサスケは退院し、様子を見に行くともう一度改めて弟子入りを志願され、結果的に引き受ける事にしたA。
とりあえず、サスケの実力を知る為に使える術は全て使い、勿論武器を含めて使用する事を認めるという条件の下、初めての修行が始まった。
『っと!写輪眼ですか。それなら…、』
「師匠は使うな!!」
『えぇー!?ダメなの!?!?』
何も知らない周囲の人から見ると、仲の良い姉弟が修行をしている様子にしか見えないが、なかなか内容はえげつないものである。しかし、そんなやりとりも太陽が沈みかけてきた時には、サスケの浅い呼吸とAの笑い声が、修行場に響くようになった。
『…よし!そろそろって、サスケ??』
「……スゥー……スゥー……スゥー……。」
『寝ちゃったか。よいしょっと。』
「なーにしてんの。」
『あ、カカシさん。おかえりなさい。サスケの実力を知る為に組手をしたんですけど、疲れて寝ちゃいました。』
「ただいま。ま、チャクラ切れってところかな。」
任務帰りのカカシがAとAに抱えられたサスケの下へ歩み寄り、声を掛ける。よく寝ているサスケをチラリと見て一言、二言交わすと、カカシの家に向かって歩き始める。
カカシの任務中に起きた話や、サスケの事を話しているとあっという間に家に着き、サスケをベットの上に優しく寝かせて、Aは夕飯の準備を始める。
「サスケ、よく寝てるね。何時から始めたのよ?」
『えっと…朝の8時ごろですかね。』
「……それで、夕方までやってたの。」
『ちゃんとお昼は休憩しましたし、怪我の治療も行いましたよ。』
リズムよく野菜を刻みながら楽しそうに笑って喋るAの姿に、ちょっとばかりカカシはサスケに同情を覚えたのだった。
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かな(プロフ) - とても面白いです!応援しています(*^^*) (2022年5月23日 23時) (レス) @page40 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たろ | 作成日時:2019年2月25日 22時