ヤバイ方のローズハートくん【ツイステ】

▼２５オレが歌うまで静かにな？音源は頼んだ ページ28

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『Hey！リリア先輩バンドしましょ！』

「くっくっく…お主の粋な歌声とセッションか
面白そうじゃな！採用！」

「いや待っっ！！？ダメだってば！！！」



Aがマイクスタンドを手に
リリアがベースを手にした瞬間ケイト・ダイヤモンドは必死に止めた


『ケイト先輩何ですかー？別に仲間はずれなんてしないっすよ
はいケイト先輩はタンバリンね☆』

「完全に脇役確定でしょ！てか俺が言ってんのはAくんが歌うことのほう！」

『ああ、オレの歌が人魚よりも美しすぎて
気絶するという噂を耳にしてしまったのか…大丈夫っすよ
加減はするんで、脳まで蕩けちゃって下さい☆』

「いや蕩けるどころか爆散するから
君の歌は“いやしのすず”じゃなくて“ほろびのうた”だから」

『１８０度違いすぎる』



Aは音痴であった
色々な才能に囲まれる彼でも歌だけは最低であった

確かに大体の人は5ターンも持たずに床に伏す




『リリア先輩は絶賛なんすけどね』

「そうだぞケイト、Aの突飛でエクセレントな歌声
今までで聞いたことがないぞ！なんとも気狂な不協和音じゃ！」

『あのリリア先輩、それ貶してます』

「Aくんはとりあえずカエルの歌が歌えるようになってからにして」

『いや“ほろびのうた”が歌えてんだから「白日」くらい歌えますよ！』

「あーーーもう考えただけで大惨事」

『すぅ………時に＿＿＿＿むが！？』



すうと息を吸い出すAにケイトはコンマ0.02秒で口を手で塞ぐ



「いやいやいや！待った！歌うな！俺らが瀕死状態になる！」

『むぐぉぉお…！？』

「A歌わないのか？俺はいつでも準備してるぜ！
さっき言われた通り楽器は万全だ」

「ワシもスタンバイオッケーじゃ」

「カリムくんさっきから喋らないと思ったらパシられてたの！？」

『むほぐぁぁあ…！？(オレが瀕死状態！今現在！なう！)』







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