【名探偵コナン】あの人達の好感度MAXまで上げなきゃ帰れないとか...無理ゲーじゃん←

例のご息女との出会い(赤井sid) ページ7

赤井sid

そう思いながら、これまたいつも通り向かいの家から視線を外し、阿笠邸に視線を戻そうとした...その時だった。

ｶﾞﾁｬ(玄関の扉を開けた音)

赤井｢!｣ﾊﾞｯ


そんな効果音が付きそうな感じで、向かいの玄関が夫婦が仕事でいないはずの時間に珍しく動くのを視界の端で捉えた瞬間。

すぐさま俺は向かいの家に勢いよく視線を戻した。
...が......。

ﾊﾟﾀﾝ(玄関の扉を閉めた音)

赤井｢????｣


女性らしき人影がもう少しでハッキリ見えるといったところでその空いたはずの玄関はそんな効果音がしそうな感じですぐに閉められた。

恐らく俺の考えが正しいのであれば、玄関を1度開けたのは先程話題に出したご息女で間違いはないだろう。

だがしかし、何故散々ご夫婦にも出た方がいいと言われてはいるだろうに、出ようともしなかった人物が、今出てこようとしたのか。

そして出ようとしたはいいものの、直ぐに中に入ってしまった理由は何(なん)なのかが分からず、一瞬俺の頭の中は疑問で埋め尽くされた。


赤井｢まさかとは思うが...出ようとした途端......余りの体調の悪さに倒れてしまったのではないだろうな......。｣

ｶﾁｬｯｷｰ(ゆっくり玄関を開ける音)

赤井｢!｣

だがすぐに冷静になった頭でそんな不吉なことを考え始めた俺の視界に再び、今度はゆっくりではあるが、扉が開き出すのが目に入った。
そして...。

赤井｢あの女性が例の......。｣

貴方『...＿＿＿＿＿＿＿.....。＿＿＿＿＿＿＿＿…………。＿、＿＿＿＿?』


ついに目にしたご息女らしき人物。
見た目からして年齢は20代前後。服装が黒1色なのは気になるが、黒が好きな人物は意外と多い為、そこはまぁいいとしよう。

問題は彼女の顔色が悪いことと、遠すぎるため何を言っているのか分からないこと、そして...。

赤井｢?阿笠邸を見ている??｣


その3つだった。
...まぁ3つ目に関しては彼女の聞いた限りの生活環境から察するに、周りの環境が気になるんだろうと予想はつくが、顔色や言っていることに関しては、ここに居ては解決出来そうにない。


赤井｢...せっかく彼女から出てきたんだ。挨拶も兼ねて......。｣

ｶﾁｯ(変声機の電源を入れた音)

沖矢｢彼女の容態の確認をしておきますか。｣

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