【名探偵コナン】あの人達の好感度MAXまで上げなきゃ帰れないとか...無理ゲーじゃん←

向かいの住人のご息女(赤井sid) ページ6

赤井sid※ここから先、盗聴器から聞けえてくる音声等は、[]で表記します

?[‴博士‴...また私に隠れてカロリーの高い物を食べたわね??]

博士?[あ、‴哀‴君!ち、違うんじゃこれは……。]

哀?[制限...追加よ。]

博士?[そ、そんなぁ……。]

赤井｢ﾌｯ...｣


いつも通りの日課の1つ。俺は阿笠邸にしかけてある盗聴器から流れるそんな音声をBGMにしながら、工藤邸にある本を自室でたしなむ。

これがこの家に住んでからの俺にとっては、かかせないルーティンとなっているのには少々訳があるのだが、何も知らない第三者が知れば、同業者の世話になる可能性はあがるだろう。

赤井《...まぁ仮にそんな状態になったとしても、‴ジェームズ‴や‴坊や‴にも協力を要請して、恐らく...数分も立たない間に無罪放免で釈放されるがな。》


そんなことをしながら、いかにも犯罪まがいなことを心の中で言うが、これは確実な事だし、訳を話せば分かってもらえるだろうから問題は無い...。

だかしかし、そんな俺にも最近...。
嫌、この家に住み始めてからほんの少しだけの悩みの種がある。
それは……。

赤井｢それにしても、‴有希子‴さんに話は聞いていたが、本当に家から出た所を見ないな……。｣

そう言って工藤邸の真正面。つまり道路を挟んだ向かい側に位置する家を窓から見下ろしてみる。
あの家は優作氏がここに住み始めて数週間した時から立てられた家らしい。

そこは別に問題はないのだが、あの家に住んでいる夫婦は引越しの挨拶時には会ったが、優作氏、有希子さん、‴ホームズの弟子君‴でさえ、そのご息女には会えていないそうだ。

なんでもその夫婦いわく、ご息女は‴身体が昔から弱い‴らしく、引っ越す前から滅多に外に出れないどころか、出ようともしないらしい。
だから有希子さん達はそのご息女らしき人物を見かけたら、注意をくばっておくようにしていると話してくれた。

そして‴あの火事‴のことも収まり、身辺整理も落ち着いた頃、そんな話を聞いて‴その夫婦に挨拶した‴後、この俺も多少ではあるがその家からそれらしき人が出てこないか。

出てきたとして倒れてはいないか等を気にかけるようにしているのは...最早人としての善意の部分が出たのだと考えている。


赤井《...まぁ今のところそれが役にたった試しは1度たりとも無いがな。》

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