【名探偵コナン】あの人達の好感度MAXまで上げなきゃ帰れないとか...無理ゲーじゃん←

ひょっとしてトリップした? ページ4

Asid

貴方『いやもう...分かるには分かるけど.....何?』


私が玄関を開けた先で見たものは、そんな矛盾したようなことを言ってしまうくらいには、私にとっては決してありえない景色だった。

?何がって…それは……。


ｶﾁｬｯｷｰ(ゆっくり玄関を開ける音)

貴方『...もろ‴工藤邸‴なんだけど......。しかもなんか2階の窓のところに透明な‴ハート‴が見えるし…………。え、ほんと何?』ﾎﾞｿｯ


【名探偵コナン】という作品を知っている人なら、1度はどこかで見聞きしたことがあるのではないだろうか。
そう。

家私の目の前にあるのは、その名探偵コナンに出てくる【主人公】の家にそっくりな家だった。

ただし、‴すぎる‴が絶対につくくらいには似ているし、表札にも‴工藤‴とハッキリ書かれてある。

更にはそんな工藤邸の2階の窓に、うっすらと透明なハートが宙に浮いているのが見えるし、そのハートの下には何やら人影らしきものまで見える始末……。

貴方《ひょっとして私...トリップした?》


そんなものを寝起き。
更には混乱時に見せられよう物なら、誰だってそんなことを一瞬は考えると思う。

だがしかし、私はそういった物は一切信じないタイプな為、すぐさま『いや、それはないよな...』と自分の考えをあっさり切り捨てる。

貴方《じゃあ一体何?そもそも私の家の前にこんな豪邸なんてなかったし、工事の音なんてしなかった。
つまりはもう既に立っていたか、家ごと越してきさえしなければ、こんな状況にはならない……。
...まぁ......。》


ー私がトリップしてしまったのなら別の話だけどー


それども考えれば考えるだけ、その考えにしか行き着かない。
でも仮に...もしこれが本当にあの工藤邸ならば、という考えが頭に過ぎった私は、更に右の方もゆ〜っくりと玄関から身を乗り出すように覗いて見た。
すると……。

貴方『...いや、阿笠邸まであるじゃん……。』ﾎﾞｿｯ


そこに私の求めていた結果はなく、逆に求めていなかった結果がハッキリとあった。


貴方『え、いや、本当の本当に...何?』

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