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警戒心がない彼女(赤井sid) ページ15

赤井sid

貴方『...ですから(うち)に入りませんかと言ったんです。貴方様は私の顔色の悪さを‴たまたま見かけたから‴わざわざ声をかけてくださったのですよね?

でしたら‴ご自宅はここから遠い‴でしょうし、帰っている途中に更に雨が酷くならないとも限りません。
傘をお貸しすることも可能ですが、その遠さで濡れながらお帰りになればやはり風邪を引いてしまうと思います。

そんな状態で心配してくだった方を追い返すほど私は鬼畜ではありません。

...まぁこれは私の勝手な想像ですし、嫌なら断っていただいて構いませんが......。どうされますか?』

沖矢「...」


そんな俺の急な低めの声に肩をまたもや揺らしながら、もっともらしきことを言ってくる彼女。
確かにこの話をしている間にも、雨は天気予報とは違って酷くなっていきそうな予感しかしないが...。


沖矢「...そういえばで貴方は知らないのでしたね。改めまして、向かいの家に住んでいる沖矢昴です。」

貴方『..え?』


そう。何度も言うが俺は彼女の家とは道路を挟んだ向かい側の工藤邸に住まわしてもらっている身。
それを知らない彼女にとっては、そんな考えを持ったとしても仕方がないことだとは...確か思う。

赤井《だがいくらなんでも、つい先程自分の下...あれを見られた名前も知らない男を家にあげようとするとは......少々危機管理能力が低すぎやしないか...??》

貴方『...すみません。私‴家からは滅多に出ない‴もので......知らなかったんです。
ではいい直しますね。雨が酷くならない家に向かいのご自宅に帰ってください。風邪を引いてしまう前に。』

沖矢「...」

貴方『......_、__...____.........』


彼女の意見にも同意できる部分はあるが、あまりに警戒心がないことに対して心の中で文句を言っていれば、俺の自己紹介を自然な形でスルーしながら、聞いていたとおりのことを教えてくれる彼女。

その事実に固まっていれば、小さな声で何かを呟く彼女。内容は聞こえなかったが、その瞳からは俺に対する心配の色しか見えない。

赤井《...どうやら俺はまた‴持ってはならない感情‴を持ち始めてしまったようだな。》

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花音(プロフ) - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になりますがまったり待ってます(*^^*)これからも応援してます(^○^) (5月22日 18時) (レス) @page20 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
リバラ(プロフ) - ホワホワさん» ホワホワ様。応援ありがとうございます!楽しんでいただけているようで何よりです!!はい頑張ります!!! (5月12日 12時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
ホワホワ - 面白いです!頑張ってください!応援してます! (5月11日 20時) (レス) @page16 id: 085e072867 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リバラ | 作成日時:2023年5月9日 11時

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