事故物件に引っ越しました【srr】

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＊

さ「え、何この空気」

う「場が完全にお見合いなんだけどw」





どうしてこうなった。


＊

約束の日はあっという間にやって来てしまい、今日…あのゾンビとキョンシーという明らかに凶暴そうな奴と会う事になってしまった

そ「そんな固くならないでいいのに」

ま「良い人ですって！一緒にゲームでもしたらすぐ仲良くなれますよ！」

『ゔん………でも食べられだぐない……』

まるで全部の音に濁点が付きそうな勢いで膝を着く私に、背中を摩ってどうにか落ち着かせようとしてくれるまふまふさん。


うらたさんと坂田さんはまだですか……

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

うらたさん達か？！怪物か？！()どっちだ…？！



う「よー。途中で合流したから一緒に来た」

さ「噂のゾンビとキョンシーやで！」









どっちもだった。


＊

そしてとりあえずゾンビさんとキョンシーさんと向かい合う形でお互い正座し、横にはそらるさんとうらたさんと坂田さんというお見合いの様な状況になってしまった。

『えっ……と………そらるさんと同居してます…月城Aです……』

つい目を直視出来ず下を向いて振り絞る様に声を出せば、目線を上げた時にふわりと笑った顔が映り

せ「僕がキョンシーのセンラです。宜しくお願いしますね」

し「俺はゾンビの志麻、足綺麗やなぁAちゃん。宜しく！」

……意外と優しそう…？

そ「…例え志麻さんでも勝手にAの足に触ったら1週間ぐらい身動き取れないようにするからね」

し「ちょ、怖いこと言わんといて下さい！w」

足綺麗…なんか変な事言われたな

う「そらるさんがもうセコムなんだけど」

ま「ほら！良い人って言ったでしょ？」

『変な先入観抱いてごめんなさい……』

せ「まぁキョンシーとかゾンビとか普通に人襲いますしね。怖がるのも無理ないと思います」

さ「まぁまぁ胸毛は生えてるけど温厚やから大丈夫やでAちゃん」

せ「胸毛関係ないやろが！！！w」

胸毛…キョンシーに胸毛って生えるの？

そ「じゃあご飯でも食べながら雑談しよ。お酒もあるから」

『ゑ』






…その後、大量の酔っ払い達を捌く事になったのは別のお話。

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