其の385 ページ35
任務の準備をするため、
一時解散となった我らテンゾウ班。
まず、
コテツやイズモと共に任務を遂行するのは
これで三度目ほど。
なにせ彼らは普通の中忍なため、
年中門番か、
中忍試験の試験管か、
やっても小さい任務の小隊長くらいだろう。
暗部の私やテンゾウが
そんな彼らと共に任務を遂行することは、
ほとんどない。
三代目は、
一体何をお考えなのか。
だが、
この忍不足の木の葉を考えれば、
ただ手の空いていた者を選抜しただけ
ということもあり得る。
ま、
それならこの班構成も
分からないでもないが。
テンゾウ「A、カカシ先輩に一言言っといで。さすがに一週間も里を離れたら、カカシ先輩も心配するだろう。
(特にAのことなら、なおさらね)」
A「ん、そうだな。そうするよ」
テンゾウのご厚意に甘えて、
相変わらず背後をちょこまかと尾いてくる
ミナトさんを尻目に、
火影邸近くの木の葉病院に向かった。
ガラガラ。
A「失礼しまーす」
カカシ「ん?Aか」
やはり月読の世界に疲れていたのか、
ベッドの上で大人しく横になっていたカカシ。
目は閉じていたものの、
特に寝てはいなかったようだ。
A「来ちゃダメでしたかー?」
カカシ「別にそんなことは言ってないでしょうよ。来てくれてうれしいよ」
A「なんだよ、今日はやけに素直だな」
カカシ「そう?いつも通りでしょ。
(ま、目の前でお前がさらわれちゃあ、な......)
で、どうした?何か用?」
A「ん。ま、これからしばらく任務で里空けるからさ。ここには当分来れなくなる。
ただ、それだけ」
カカシ「......」
A「ん?」
黙り込むカカシの顔を覗き込めば、
カカシはゆっくりと身体を起こし、
私をじっと見つめてきた。
カカシ「じゃあ、おいで」
そして、
両腕を広げる。
A「へ?」
カカシ「ほら、ここ。おいで」
自分の胸元を指差し、
そこに来るよう促すカカシ。
【ということは――】
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ri_ta0077(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます!基本的にはジャンプアニメですね。赤髪の白雪姫なども好きですよ! (2019年2月18日 23時) (レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか? (2019年2月18日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NASHI | 作成日時:2018年2月6日 23時