其の383 ページ33
A《一言で言えば、バカですね》
ミナト《あだだ......》
私の容赦ない一言に
ガクッと項垂れるミナトさん。
A《最初から両親のいない環境で過ごしてきたあいつは、イタズラでしか自分を表現することができなかった。
ただ、自分を忌まわしき九尾の器として拒絶する里のみんなに認めてもらいたいがために、ね》
ミナト《(あの子は、ずっと......)》
A《でもあいつは、人の心を敏感に感じ取ることができる。だからこそ、私の気持ちもよく分かってくれた。そんでもって、いつも一緒にいてくれたんですよ》
心から笑うことを教えてくれたのは、
紛れもないナルトだ。
ミナト《......》
A《だから、あいつは親友です。同年代の中で唯一の、親友》
ミナト《......そうか。
父親の俺としても、君が親友でいてくれて、よかったよ》
ニコリと微笑まれ、
私はふと罪悪感を覚えた。
そういえば私は、
そんなナルトを裏切ろうとしているのか。
あいつを守ると決めたのに、
私はあいつから離れようとしている。
だが私には、
背負うべき命がたくさんある。
ナルトだけではない。
イタチやサスケの関係も、
優秀な部下の命も、
仲間たちの笑顔も。
私が影からみんなの幸せを守らなければ。
【それが私の、ヨシキの夢だから】
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ri_ta0077(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます!基本的にはジャンプアニメですね。赤髪の白雪姫なども好きですよ! (2019年2月18日 23時) (レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか? (2019年2月18日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NASHI | 作成日時:2018年2月6日 23時