【NARUTO×結界師】守りたい命の分だけ強くなってやるさ。【第一章 - 8】

其の355 ページ5

サスケ「あんたを、殺す！」


イタチ「......」


サスケ「あんたの言った通り、あんたを恨み、憎み、そして殺すためだけに俺は......俺は、生きてきた！」


サスケは左手に大きな千鳥を発動させ、

イタチに勢いよく向かってきた。


イタチは、

これを想定して私を――。


確かにあのサスケのことだ。

拘束された私など、

今はどうでもよく思っているのだろう。


あーあー、

それにしても

ホテルがぐちゃぐちゃだよ。


イタチは写輪眼で

サスケの動きを即座に見切り、

千鳥を壁に向かって飛ばした。


おかげでホテルの壁には、

洞窟のように大きな穴が空く。


そしてサスケは、

イタチに腕を掴まれ、

呆気なく骨を折られてしまった。


サスケ「うわぁぁぁぁ！」


A「サスケ......」


そんな彼のもがき苦しむ姿を見ていられず

思わず顔を背けると、

ナルトが九尾のチャクラを

引き出そうとしているのが見えた。


だが、

それも鬼鮫の大刀によって

勢いを失う。


鬼鮫「ちょこまか術をやられると、面倒ですねぇ。まずは足より、その腕を切り落としましょう」

A「だーから！ダメだっつってんだろうが！蹴るぞ！」


今度は、

鬼鮫の肩の上で暴れてやる。


鬼鮫「もう、暴れないでください。腕が痛い」


先刻のイタチと同じことを言う鬼鮫。


すると、

突如白煙が舞い、

その中から防具をまとった

赤い蝦蟇が出てきた。


これは、

自来也先生の口寄せか。


自来也「お前らわしのことを知らな過ぎるのぉ。

男、自来也、女の誘いに乗るよりは口説き落とすが滅法得意ってな。女の色気にホイホイついていくようには、できとらんのぉ。

わしぐらいになれば、己の色香で女がはしゃぐ！」





【嘘つけーい！】

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